お問い合せ

新装版 こころの朝 イソップ寓話④

イソップ20

動物でさえ、「恩返し」を忘れない

ワシに助けられた男

イソップをはじめ、世界各地の寓話の中には、恩返しの話しが多い。

「恩を知る」「感謝の心を持つ」ことが、人間として、いかに大切であるかを示している。

イソップ21

お互いの役割、立場を尊重し、協力してこそ、力が発揮される

腹と、手足のなどの争い

どんな役目であってでも、各器官が、忠実に任務を果たしてこそ、健康が保てる。

人間社会の組織も同じである。お互いの役割、立場を尊重し、協力していかねば、発展はありえない。

イソップ22

不幸や災難に遭った時に、離れていく友は、本当の友ではない

突然、現れたクマ

「不幸や災難に遭った時に、離れていく友は、本当の友でない」と教えた話しである。

別の見方もある。ピンチに陥った時に、誰も救いの手をさしのべてくれないのは、それまでの

自分のタネまき(行為)の結果だといえないだろうか。

常に周囲に思いやりを示し、相手が不幸や災難に遭った時に助けていれば、いざという時に、

孤独の涙を流すことはないだろう。

イソップ23

何事も、簡単にあきらめてはならない。

知恵を巡らせば、結果は大きく変わる

喉の渇いたカラス

「もうだめだ」「これ以上は無理だ」と、あきらめてしまうことは、ないだろうか。

あきらめるのは、楽である。そのかわり、目標を達成する可能性も、ゼロになる。

限りなくゼロに近い状況でも、なんとかと、前向きに考えているうちに、いい知恵が浮かぶことがある。

知恵を巡らせば、結果は大きく変わってくるのだ。

イソップ24

危険は不意にやってくる。普段からの備えが大切

諺にも、「備えあれば患いなし」とあるように、賢明な人ほど、「もしも」という事態を想定し、

平生から対策を講じている。

人間にとって、一生涯に遭遇する最大の危険、恐れ、悲しみとはなんだろうか。

それが、「自分の死」であることは、誰にも否定できない事実であろう。

火災や交通事故と違って、100パーセント確実に襲ってくる「死」に対して、どのように精神を安定させるのか。

今一度、考え直してみる必要がある。

イソップ25

過ぎたことを、いつまでも嘆かず、今、ここから、やり直せばいいじゃないか

波を数える男

ある男が、浜辺に座って、波の数をお添えていた。しかし、途中で数えそこなって、ひどく悲しんでいると、

キツネがやってきて、こう告げた。

「どうして、過ぎたことを、いつまでも嘆いているのかね。

そんなことは忘れて、今、ここから、やり直せばいいじゃないか」

海の波は、数え間違えたからといって、なくなるものではない。

夜も昼も、変わりなく浜辺へ打ち寄せている。

世の中のことは、どうにでもなることばかりだ。

ものの見方、考え方を変えれば、いつからでも、やり直しが利くはずだ。

この続きは、次回に。

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