お問い合せ

完訳 7つの習慣-人格の回復-33

第Ⅱ領域に入るためには

 

第四世代はまったく新しい次元であり、原則中心の生き方ができ、第Ⅱ領域に

入って、自分にとってもっとも重要なことを自分自身で管理するパラダイム

と実行を与えてくれる。

 

第Ⅱ領域ツール

 

第Ⅱの領域の時間管理は、人生を効果的に生きることを目的としている。

正しい原則の中心に従い個人的なミッションを認識し、緊急の用事だけで

なく自分にとって重要なことにも目を向けて生活し、P(成果)とPC(成果を

生み出す能力)のバランスをとりながら、PとPCの両方を高めていくことである。

第Ⅱ領域活動のための時間管理ツールは、次の六つの基準を満たしていなけ

ればならない。

 

・一貫性

一貫性とは、あなたのビジョンとミッション、役割と目標、優先順位と

計画、そして自分の望みと自制心に食い違いがなく、調和と結果、誠実さが

ある。

 

・ バランス

自分のさまざまな役割を明確にし、ツールに書き込んでおけば、健康、

家族、仕事、自己啓発など重要な事柄をおろそかにすることなく生活を

送れる。

 

・ 第Ⅱ領域へのフォーカス

私は、一週間単位で計画を立てるのが一番よいと思う。

必要な一日単位で修正し、優先順位を入れ替えることもできるが、

あくまで週全体の計画を立てることがポイントである。

大切なことは、スケジュールに優先順位をつけることではなく、

優先すべきことをスケジュールにすることなのである。

そのためには一週間単位で計画するやり方が最適である。

 

・人間関係重視

 

・柔軟性

あなたがツールを使うのであって、ツールに使われてはいけない。

あなたが使いやすいように、自分のライフスタイル、ニーズ、やり方に

合わせたツールにすることが大切である。

 

・携帯性

ツールは持ち運びできるものにする。

 

第Ⅱ領域をセルフ・マネジメントする

 

第Ⅱ領域を中心にして計画を立てるときは、次の四つのステップを踏む。

 

一. 役割を明確にする。

   第一段階では、あなたの重要な役割を紙に書いてみよう。

 

二. 目標決定。

          次は、それぞれの役割についてこれから一週間で達成したい重要な

          成果を一つか二つ考え、それを目標として書き込む。

 

三.スケジューリング。

         ステップ二で決めた目標を念頭に置いて、それらを達成するために

         必要な時間を一週間のスケジュールに組み込んでいく。

 

四. 一日単位の調整。

         第Ⅱ領域を中心にした1週間の計画を立てていれば、毎日の計画は

         その日の用事の優先順位を決めるだけで、予定外の出来事への対応や

         約束、有意義な経験に対応できるようになる。

 

第Ⅱ領域に生きる

 

人との関係を効率で考えることはできない。

モノは効率で考えられるが、人に対しては効果の観点から考えなければ

ならない。

 

 

 

この続きは、次回に。

 

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