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認知症にならないための 決定的予防法⑭

外因性の危険因子糖尿病

 

 

糖尿病とアルツハイマー病でわかっていること

 

糖尿病は血液中の糖(グルコース/ブドウ糖)の値が高い状態と定義されています。

2型糖尿病はインスリン非依存性糖尿病とも呼ばれ、糖尿病では最もよく見られる形態です。

アメリカ国内にいる2,100万人の糖尿病患者のうち、2型糖尿病が90%を占めています。

20歳以上のアメリカ人では5,400万人が糖尿病前症をわずらっており、通常よりも血糖値が

高くなっています。

問題は、こうした人々の多くは自分が糖尿病、または糖尿病になる危険があることすら

知らない点です。

というのも、糖尿病前症も2型糖尿病も多くの場合、内臓に被害がおよぶまでなんら兆候も

症状もないためです。

糖尿病では、インスリンの分泌が清くたんに少ない場合(1型糖尿病)と、血液中の既存の

インスリン値に抵抗性をもつ場合(2型糖尿病)があります。

インスリンは膵臓から分泌されるホルモンで、血流から糖が体の細胞へと移動するのを

助けています。

体内の血液中の糖の値を測る簡単なテストを行うだけで、糖尿病がどうかはわかります。

空腹時血糖値が126mg/dl以上であれば、糖尿病です。空腹時血糖値が100から125mg/dlで

あれば、糖尿病前症です。

糖尿病になっていたら、2型糖尿病を防ぐためにいますぐとり組める方法について、

医師と相談してください。

糖尿病だけでも、冠動脈疾患、脳卒中、およびアルツハイマーの独立危険因子となります。

いくつかの大規模な研究から、糖尿病は認知機能の低下やアルツハイマーのリスクの増加にも

関連することが判明しています。

糖尿病がアルツハイマー病および認知症全般を引き起こすリスクを50%から100%増加

させることも、研究結果からやはり関連づけられています。

血管性認知症では、リスクは100%から150%高まります。高インスリン血症と脳のインスリン

抵抗性のあいだには関連があり、インスリンとベータアミロイドの代謝にも関係があることを

科学者は認めています。

 

アルツハイマーを防ぐには

 

米国糖尿病協会は45歳以上のすべての人びとに、3年おきに血糖値の検査を受けるよう

勧めています。

糖尿病は早期に発見されれば、適切な治療を受けることができるので、深刻な問題になる前に

合併症を防ぐことができます。

 

□ 子供とアルツハイマー病

 

□ 心臓血管のリスクを抑制する

 

 

この続きは、次回に。

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