認知症にならないための 決定的予防法㊺
3 柔軟性を増すためのストレッチ体操
<3つのエクササイズ>の最後は、ストレッチ体操です。
長いあいだ静止した状態を保つ方法は、筋肉を伸ばす[ストレッチ]ためによく利用され、
トレーニングを終えたあとで—–トレーニング前ではなく—実施するのがいちばんです。
時間に追われている人びとのための代替サーキット・トレーニング
時間はないけれど、筋力は強化したいという人に最適なのが、サーキット・トレーニングです。
これはカロリーを最も多く燃焼させるエクササイズとしても最高です。
※ 実際のやり方が図や絵で示されています。
また、[運動内容・運動量][運動ごとのカロリー消費量(Kcal)・運動内容/30分間・
60分間]の一覧も掲載されております。
是非、ご参照いただければと思います。
スーパースロー筋力トレーニング
スーパースロー筋力トレーニングでは、最小重量の負荷を使います。
全可動域を使って、10秒間以上ゆっくりと負荷を引き寄せ、そのあと体をほぐすか、
10秒かけて反対の方向へ動かします。
プログラムを実行に移す
筋肉を鍛えて、脳を活性化しよう
ステップ2を始める前に、医療機関で健康診断の予約をして、現在の健康状態を調べて
もらうことが大切です。
この医療検査をすることで、筋肉増強のための訓練を始めたせいで怪我をするという事態を
防ぐことになります。
1 健康状態を診断する
※詳細は、購読の上、お願いいたします。
2 VO2MAX測定
ご自分がどんな健康状態にあるか(またはないか!)を知るために、VO2MAX(最大酸素摂取量)測定も
受けるとよいでしょう。
この測定は、医師のもとで受けたほうがずっと正確ですが、ご家庭でもやってみることはできます。
測定のやり方がわからない、あるいは測定の結果について質問があれば、医師か理学療法士に
相談してください。
□ 安静時の心搏数を測ってください。
秒針のある時計を使って、10秒間、脈搏を数え、その結果に6をかけてください(10秒間の脈搏が
12であれば、12×6=72で、1分間の心搏数は72になります。
□ 3分間の運動をしてください。
※ 詳細は、購読の上、お願いいたします。
□ 結果から次のようなことがわかります。
安静時(最初の脈搏数)との心搏数の差が10未満である場合には、良好な健康状態にあります。
安静時にくらべて心搏数が10以上多ければ、平均的な状態です。
ただし、脈搏が最初の値より15以上になれば、並もしくは不健康な状態にあることを示しています。
VO2MAX測定で良好な健康状態にあることがわかり、医師から運動をしてもよいと言われたら、
最低限の量の運動から始めて、徐々に最大限まで上げていってください。
最後に、VO2MAX測定で並もしくは不健康な状態であることがわかったら、医師の指示する
プログラムか、このステップのストレッチ体操から始めて、健康状態がよくなるにつれて、
有酸素運動をとり入れ、そのあとで筋力トレーニングをするほうが賢明でしょう。
この続きは、次回に。