人生が変わる お金の大事な話-「稼ぐ×貯まる×増える」④
第2章 「お金を持っている人」と「持っていない人」の違い
僕でも作り出せた! 「お金が入る仕組み」
・ 人は必ず優れたところを持っている
「有能な人間というのは、誰でも内に動機がひそんでいる。
より高い目標を達成したいという動機を内に持っているんだ。
モチベーションのない人は、何をしても達成しないよ。
動機を持ちつづけることは大変なことだけど、動機を見失っちゃいけない」
「人間は必ず他人より優れたところを持っている。ただ、本人にそれがわからないだけなんだよ」
「貧乏は人を作る“試練場”みたいなもんさ」
「いいかい、泉くん。お金を持っている人と持っていない人とは何が違うと思う?」
「そんなの貧乏な僕にわかるわけがありませんよ」
「それじゃ今はわからなくても、覚えておくといいよ。
お金を持っている人はお金が入る仕組みを持っているんだ」
「お金が入る仕組みですか? そんな仕組みがあったら夢のようですね」
「そう。かんたんには作れないよ。それを作るには強い意志と意欲。
それに努力が必要だ」
そして努力には三つある。
見えるところでする努力、見えにくいところでする努力、見えないところでする努力だという。
「サラリーマンは見えるところでする努力ばかりが評価されるけど、お金の入る仕組みを
持っている人は、陰ひなたなく努力をしなくちゃならない。
とくに大事なのが、考えるクセをつける努力だよ。
クセや習慣にはバカにできない強い力がある。
どんな習慣でも、それを断とうとすれば、落ち着かなくなって不安になるだろう」
「お金の入る仕組みを持っている人たちは、習慣の力を利用して、若いころから考えるクセを
身につけているんだよ。
だからアイデアがひらめきやすく、ビジネスに成功しているのさ」
・ 動かなければ何も始まらない
「お金持ちはお金のために自分を働かせるのではなく、自分のためにお金を働かせるんだよ」
「人によって、取り組むべき優先順位というのは違う。まず、自分にできそうなことから始めるといい。
目標を高く掲げて失敗するより、実現可能なことから少しずつ取り組むのが賢明だよ」
「いいかい、知恵は生きていくうえでの底力となるんだ」
「ビジネスの基本は自分で考えて行動することだよ。さあ、本来の君の姿を見せてくれ。
動かなければ何も始まらないよ」
「縁だってその人の努力が作るもので、偶然というのはない。
すべての存在は必然的な関係において存在しているんだ」
「人は逆境や失意に直面すると、えてして人生を放り出したくなるものさ。
それが普通、あるいは普通以下の人だ。
でも逆境のときこそ、平常心で力を発揮できる人間、そういう人が本当に能力のある人で、
成熟した大人なんだよ」
環境が整っていないからといって、成熟した大人になることを拒むような生活をしてはいけない。
「いいかい。知恵のありったけを尽くして、ゼロから考え直してみなさい。
それが肝脳を絞るということだよ」
この続きは、次回に。