人を動かす経営 松下幸之助 ①
2016年4月1日は、気分の引き締まる記念すべき日でもあります。
本日が新年度の始まりを迎える企業各社、研修期間中の新入社員の方々、
そして、エイプリルフールの日でもあります。
各地で桜の満開の便りが次々と届いており、気分もワクワクする季節となりました。
また、お花見の季節でもあり、楽しい宴会や新入社員歓迎会等々が数多く模様されると
思います。決して羽目を外して、「後悔先にただず」にならないように気をつけて下さい。
皆さん、今年1年良いスタートがきれますように。
今回は、私が若いときに読んだ「人を動かす経営 著者 松下幸之助」をご紹介致します。
今日、グローバル化、IoT、イノベーション、人口知能(AI)等々、新しい言葉を多く目にしたり、
耳にしたり致しますが、初心に戻って読み返そうと思いました。
興味のある方は、是非ご覧いただき購読をお勧め致します。
※ いつもの通り、「省略致しますので、購読の上お願い致します。」が多いと思いますが、
ご容赦願います。また、この書籍の時代背景は、昭和58年8月となります。
株式会社シニアイノベーション
代表取締役 齊藤 弘美
—-人を動かす経営 松下幸之助 —-
まえがき(旧版)
企業経営には、いろいろな事柄が含まれている。
製造の問題もあれば販売の問題もある。人事の問題もあれば渉外の問題もある。
また、人生、社会的な事柄も含まれている。
しかしながら、そのいずれにしても、結局は人の問題になってくる。
経営といい、商売といっても、その内容、あり方を左右するものは、人である。
この世の中のすべていっさいは人をぬきにしては考えられない。
どのような問題であろうと、人とのかかわりがあるからこそ問題になる。
これは当たり前のことである。事業またしかり。経営、商売もしかりである。
だからこそ、われわれは、つねに人間というものを問題にし、その本質を追求していくことが
大切になってくる。
人間の本質をきわめ、それを実際の各面に活かしていくところに、本当にのぞましい姿が生まれて
くるのである。
本書は、そういう人間についての問題を、いろいろな面からとり上げ、具体的な事例にふれて考えて
みたものである。
こうしたものが、果たしてみなさんのお役に立つかどうかわからない。が、今日のようなきびしい
環境においては、特に“人を活かす”ことが大切になってくるので、私なりに、このような形でまとめて
みたしだいである。
ご高覧賜ればまことに幸せである。
昭和五十四年八月 松下幸之助
この続きは、次回に。