お問い合せ

医師いらずで「糖尿病」「高血圧」がみるみる良くなる治療法!⑩

18. 自分にあった方法を見つけてうまく食事療法と向き合う

 

私たちはキャッチーな文句で気軽にはじめられる減量方法に飛びついてしまいがちですが、

長く続けられないということは身体が無理をしている状態なのです。

 

その時だけ体重を落とせばいいわけではなく、病気の予防や健康増進という観点から考えれば

長く継続でき、かつ身体も健康になる方法を取り入れることが重要です。

疾患があるかないかなど、自分自身の身体の状態やいつまでにどのくらい体重を落とす必要が

あるかなどの目的を把握した上で、食事療法はもちろん、運動も生活習慣に取り入れながら、

自分に合った方法を上手に探していくことが、今後私たちにとって大切なことなのではないでしょうか。

 

19. 識者インタビユー

  牧田 善二 糖尿病専門医 AGE牧田クリニック院長

   「もう合併症を恐れる時代は終わった〜最新治療法〜」

 

◉ いまや糖尿病合併症はなおる時代になった!

 

最新医学の治療を行えば糖尿病で腎不全となって透析をする必要もありませんし、失明することもない。

この「事実」を、ぜひ知っておいてほしいのです。

 

なぜなら、いま現在でも糖尿病の合併症で年間4000人が失明し、血液透析を受ける人が年間

およそ1万6000人にも達しているからです。

なおせることすら知らず、適切な治療を行えない医師や病院が、現実には、これほど多く存在

しているのです。つまり、あなたや、あなたの家族が糖尿病になったとき、担当した医師が

「当たり」か「外れ」かで、地獄のような人工透析をやらされ、視力を失いかねないのです。

もっといえば糖尿病の患者さんは、男性で10年、女性で13年、短命になることが研究から

わかっています。

これはがん、心筋梗塞、脳卒中のリスクが非常に高くなるからで、さらにアルツハイマーなどの

認知症にもなりやすくなります。

外れの医師たちは、「寿命」とQOL(生活の質)すら奪ってしまうのです。

 

20. 覆る糖尿病の常識、治療の最前線では?

 

恐ろしい合併症である腎不全の危険は尿アルブミンの検査で回避できる

 

少なくとも尿検査をしなかったり、または尿アルブミンの数値が改善しないときは、その医師が

最新の治療法を知らない証拠ですから、すぐさま、替えたほうが賢明でしょう。

 

もうひとつ覚えておいていただきたいのは、糖尿病の「治療」は、糖尿病によって高まるがん、

心筋梗塞、脳卒中の検査がとても重要だということ。

最後に血糖値に関してですが、数値が上がりすぎれば外科手術などができなくなりますので、

ある程度はコントロールする必要があります。

私が勧めているのは、血糖測定器による自己測定です。

いまでは1万円単位で購入できますので、ご飯一膳でどれだけ血糖値が上がるのか、ほかの

上がりにくい食べ物、上がりやすい食べ物を自分で見つけていく。

運動についても、どのくらいウォーキングで、どのくらい下がるのかを知っていれば、比較的、

スムーズに自己管理ができるようになります。

ちなみに血糖値が上がりやすい食べ物は炭水化物ですが、一切、食べてはダメというわけではなく、

食べたときには、どのくらい運動すればいいのか、そのバランスを自分で決めていけばいいのです。

糖尿病は、患者さん自身が積極的にかかわっていけば、決して恐ろしい病気ではありません。

いま、糖尿病は怖いという「常識」は覆ってきたのです。

 

【糖質は血糖値を急上昇させる】

 

血糖値を上げやすいのは、糖質>たんぱく質>脂質>

 

食後の血糖値上昇の9割は糖質で、たんぱく質は脂質の吸収を穏やかにしており、50〜60%が

緩やかに糖に変わる。脂質は消化に時間がかかり、食後かなりの時間を経てから血糖値をあげる。

 

◉ まとめ

 

一 血糖値が薬で下がったからといって安心してはいけない!

     薬の使用前によく検討を

 

 すべての糖尿病患者に適した

  唯一無二の治療食は存在しない

 

三 注目の糖質制限食も良い点・悪い点がある

  あくまでも選択肢のひとつとして検討するべき

 

 

 

この続きは、次回に。

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