書籍「はじめよう シェアリングビジネス」⑪
◯ なぜ日本では普及が遅れているのか?
● シェアビジネスに関連する国内法は海外とどのように異なるか
● 日本のシェアビジネスの普及が遅れている原因とは
□ 日本版レギュラトリー・サンドボックスの創設
レギュラトリー・サンドボックスとは、「規制の砂場」とも呼ばれ、政府主導でイノベーションを
促進するために、現行法の規制を一時的に停止して、規制を運用しない状態を創出する規制緩和策を
いう。日本版として政府官邸は以下のような措置を検討している。
✔︎ 最先端の実証実験等を迅速に行うため、安全性に十分配慮しつつ、事前規制・手続を抜本的に見直す。
そのための具体的方策を、1年以内に検討・措置。
✔︎ 事業者向けに、法令相談や手続き代行等を行うセンターを設置。
◯ 国内の法改正の動きを追う
● これまでの業法がシェアリングエコノミーに適用される?
シェアリングエコノミーとは、個人等が、マッチングサイトを介してつながった不特定多数の
個人等に対し、遊休資産等を活用した各種サービスを提供する経済活動を指す。
● 住宅宿泊事業法(民泊新法)により民泊がやりやすく
● 過疎地や特区での運用にとどまるライドシェア
● 法整備と自主ルールの両輪で進むシェアリングエコノミー
◯ シェアサービスにおける信頼の構築と本人確認
シェアリングエコノミー検討会議中間報告(以下、中間報告書)では、サービスの提供者と利用者の間の
信頼が重要、と指摘されている。
これはどういうことか紐解いてみよう。
◉ シェアサービスにおける信頼の構造
● サービス提供者の本人確認
● 利用者の本人確認
● 本人確認が不十分だったら
◉ 本人確認は、安心・安全を支える基盤
◯ 内閣官房シェアリングエコノミー伝道師
2017年3月に政府が任命した「内閣官房シェアリングエコノミー伝道師」。
シェアリングエコノミーの普及を後押しする彼らの活動を追った。
● シェアリングエコノミー伝道師とは
地方においてシェアリングエコノミーの導入を推進するため、豊富な知見や活動の実績を備え、
シェアリングエコノミーの活用をわかりやすく説明する人材。
第一弾に選ばれたのは石崎方規のほかに4名。
この続きは、次回に。