Coffee Blake-令和3年3月18日(木)「今こそ新ビジネス開拓を」
スタートアップとアトツギベンチャーのピッチコンテスト「第2回スタ★
アトピッチJAPAN(主催:日本経済新聞社)」の決勝大会が2月12日に開催
されました。
その際に、アイリスオーヤマ代表取締役会長 大山健太郎氏の特別講演の
内容が、20120年(令和3年)3月12日(金曜日)の日経新聞に掲載されており
ました。
非常に参考になりましたので、「代表のブログ」でご紹介させていただき
ます。
2012.3..18
株式会社シニアイノベーション
代表取締役 齊藤 弘美
今こそ新ビジネス開拓を
アイリスオーヤマ代表取締役会長 大山 健太郎氏
□ 生活様式の変化は好機
コロナ禍を機に世界が変わり生活様式に変化が生まれた。
日本は人口が減少し、過去のやり方では事業モデルは成り立たない。
起業を目指す人にとっては恵まれた環境が到来したとも言える。
また、これからは過去を分析するバックミラー型ではなく、競合企業や
顧客ニーズを見ながら経営するサイドミラー型に変える必要がある。
起業のポイントとしては、誰のために何をやるのかを検討することが重要だ。
競争社会の中で夢や志を達成するには、競合企業と比較しながらターゲットを
明確にするべきだ。また事業を誰とやるのかも大事になる。
組織ではビジョンや目的を定めて社員と共有し、自ら実践、行動しなければ
ならない。企業理念には具体的な目標を掲げること、社員が働きやすい
職場であること、社員を公正に評価することも大事だ。
起業家にはリーダーシップが必要と言われるが、事業の目的や、誰と何を
やるのかを明確にすればリーダーシップは後から出てくるものだ。
□ 消費者目線で考えよ
またアイデアを具体化する際には、経営者目線を持つことが重要だ。
常に相手目線で考え、本質を見抜く力をつけてほしい。
表面的な知識や数値だけではなく、先を見据えることが大事になる。
経営者は判断することが仕事であり、これは社員には託せない。
判断力をつけるには人間性や直感力が重要だ。
直感力を培うには「なぜ」と考える習慣をつけるといい。
「なぜ」から始まり「どうやって」「どうすれば」を考えれば、ビジネス
チャンスが見えてくる。
当社は消費者目線で「なぜ」を考えることで、斜陽と言われる家電業界で
売り上げを伸ばしてきた。品質や機能、価格だけでなく、使い勝手の良さ、
納得感に目を向けた結果だ。
今日の満足が明日の満足とは限らない。
ビジネスモデルは10年、20年単位で変わっていく。
人口知能の出現で変化のスピードはより速くなるだろう。
多くの人とネットワークを持つこともポイントだ。
また過去のデータはあくまで参考にしてポジティブに行動するのが良い。
コロナは追い風だ。
「ピンチはチャンス」ではなく「ピンチがチャンス」であり、「変化が
ビックチャンス」だ。常に「自分が」を意識することで新しいビジネスが
生み出せるだろう。
私にとっては、非常に感銘を受けた内容でした。
私も少しでも、「この言葉」を心に留め、「夢の実現」に向けて
頑張りたいと再認識した次第です。
2021.3.18
株式会社シニアイノベーション
代表取締役 齊藤 弘美