Coffee Blake-令和3年3月15日(月)「2020年代の働き方はエイジレス」
昨日-3月14日は、久しぶりにのんびりと過ごしました。
私の日課は、毎日、新聞等で気になる記事や気に入った言葉や文章が
あれば、切り抜きファイルをすることです。
ファイルを一度整理しようかと思い、いろいろと読んでいるうちに、
「マネー研究所セレクション」の切り抜きを発見致しました。
「2020年代の働き方はエイジレス」のタイトルですので、「昨年」に
該当します。
昨年からの新型コロナウイルスの影響拡大で、「2020年代の働き方」にも
いろいろな変化がありました。特に、航空業界、旅行業界、宿泊・旅館業界、
飲食業界等々は、大変な状況に陥っています。
ついては、「2021年代の働き方」について、個々に考えてみてはいかが
でしょうか。
ご参考に、「2020年代の働き方はエイジレス」をご覧下さい。
2021.3.15
株式会社シニアイノベーション
代表取締役 齊藤 弘美
マネー研究所セレクション
「2020年代の働き方はエイジレス」
自分の収入を増やす
2020年代の働き方と稼ぎ方を4つのキーワードで考えてみましょう。
1つめは「ジョブチェンジ」です。
ロールプレイングゲームに出てくるシステムで、いろいろな職業を転々と
するなかで自分の能力を高めていけるというものがありますが、あのイメ
ージです。これから私たちが意識していくべき働き方の課題の一つは、
このジョブチェンジかもしれません。
自分の働く業界が将来、斜陽化する可能性が高い、自分の持つスキルが
陳腐化する恐れがある、というのならば勇気をもって違うスキルを身に
つけ、違う仕事を見つけ出すことが求められます。
2つめは「エイジレスワーク」(年齢にこだわらず働くこと)です。
年齢が働くリミットを一律に決める時代はやがて終わりを迎えるでしょう。
70歳まで働ける会社や定年制がない会社がじわじわ増え、年齢制限が少しずつ
なくなっています。慢性的な人材不足により、エイジレスワークの時代に
なり始めています。
このとき、「会社が70歳まで働けというなら働く」との受け身意識では
いけません。むしろ、いつまで働くかを決めるのは自分自身であるとの
意識を持ちましょう。キャリアをどう選択し、どう終わらせていくのかは
若いうちから考えておくべきです。
3つめは「マルチジョブ」です。
今後、同時に2つの仕事に就くことが普通に考えられるようになるでしょう。
企業はかつて兼業や副業に不寛容でしたが、就業規則から除外する企業も
現れ始めました。
マルチジョブはジョブチェンジにつながることもあります。
ベンチャー企業で週1、2日働いていたら、企業の成長とともに軸足を移す
こともあり得るからです。コツコツとインターネットショップなどに取り
組んでいたら芽が大きくなり、新しい仕事となることもあるでしょう。
最後は「キャリアアップ」を自分で勝ち取る意識です。
平成の30年間で人事評価システムは変わり、「同じ年齢でも能力の高い
人材が高い年収をもらっていい」というコンセンサスが醸成されてきた
のではないでしょうか。
言い換えれば、同じ仕事をただ繰り返している限り、歳を取ろうと年収が
上がらない時代の到来とも言えます。
もし上がったとしても、それはインフレに見合う程度と思うくらいの意識が
必要です。
10年後、20年後を見据えて自分の働き方を考えてみましょう。
いくつかのヒントがきっと周囲に転がっているはずです。
(ファイナンシャルプランナー 山崎 俊輔)
● ジョブチェンジ
ジョブチェンジとは字のごとく「ジョブ=しごと」+「チェンジ=変更」です。
いわゆる「転職」なのですが、「転職」のなかでも、異分野への転職を
指すことが多いのが「ジョブチェンジ」です。
最近はハローワークでも異業種・未経験職への就職を「ジョブチェンジ」と
呼ぶこともあり、「職種替え」を指す言葉として使われています。2018/10/24
● 斜陽化
「産業の衰退化」、「家運が傾く」などのようにも言い換えられる。
● 陳腐化
ブランドの陳腐化とは消費者の変化や新技術の登場によってブランドが
古くなることをいう。
● 不寛容
心がせまく、人の言動を受け入れないこと。
他の罪や欠点などをきびしくとがめだてすること。また、そのさま。
● コンセンサス
意味は「意見の一致」「根回し」
「コンセンサス」とは英語の「consensus」のことで、意味は「意見の
一致」「ほぼ一致した意見」「合意すること」または「根回し」などです。
「意見の一致」という意味合いでは「総意」や「民意」「全体における
複数人による意見の一致」というニュアンスも含まれています。
全会一致が必要なときに使う
「コンセンサス」は一人に意見や考えの同意を求めるのではなく、その
場所にいる全員の一致、つまり「全会一致」が必要な時に使われることが
ほとんどです。
英語の「コンセンサス」の意味は複数人の一致やほぼ一致というレベルも
含まれますが、カタカナ語の「コンセンサス」の場合「全員の一致」を
指します。そのため、一人でも反対意見が出ないようにすることが必須と
なるのです。加えて「コンセンサス」は多数決とも性質が異なるため、
会議や集会で用いる時は違いを留意をしておきましょう。
全会一致を目的に「根回しをする」
「コンセンサス」のもう一つの意味は、全会一致を目的とした「根回し」です。
複数で決をとる会議や集会などでは、全会一致というのは至難の業です。
その場合は、あらかじめ「根回し」をして全会一致へと働きかける必要が
あるでしょう。この行為を「コンセンサスを取る」と言い、全会一致に
向けて、さまざまな策略を練り同意へと導いていきます。
コンセンサス方式と国民総意
会議のあり方で、全会一致においてのみ議決する方式を「コンセンサス
方式」また、国の政策による国民の総意、または国民的合意を「ナショナル
コンセンサス」と呼んでいます。
● 醸成
ある状態・気運などを徐々につくり出すこと。
「不穏な空気が醸成されつつある」
私自身の「2021年の働き方」は、やはり「生き甲斐」「働き甲斐」「やり
甲斐」のセカンドライフを、企画・提案・確立させることを目的に働く
ことです。
テレビや新聞紙上では、早期退職者募集、店舗大量閉店、人員削減等々の
記事をよく目に致します。退職せざるを得なくなった人たちは、これからの
「ネクストステージ」は、どのようにして進むのでしょうか。
いろいろな諸事情があると思いますが、やはり「生活基盤の安定」を図り、
少しでも「生き甲斐」「働き甲斐」「やり甲斐」を感じられる「ネクスト
ステージ」であればと願っております。
当社も微力ではありますが、「2021年の働き方」を基盤に頑張りたいと
思います。
2021.3.15
株式会社シニアイノベーション
代表取締役 齊藤 弘美