Coffee Blake-令和3年8月2日(月)「エビデンス」
この頃、よく「エビデンス」という言葉を、新聞等々で目にします。
2021.8.2 日経新聞 Opinion「複眼」-イノベーション日本の課題で、
名古屋大学教授 天野 浩氏の記事で、
「イノベーションとは、技術やアイデアで社会変革をもたらすことを
指す。研究者の力量や偶然に左右される発明と違って、努力すれば実現
できる。戦略性が欠かせない。前提になるのが長期ビジョンだ。
30年先、50年先も安心して暮らせる社会という目標があって、そのために
必要なことは何かと逆算して考えると、やるべきことがみえてくる。
(中略)
工学者たるものは自らの研究成果を社会実装してこそ、職務を全うする
ことになる。企業が生産に踏み切るには投資が必要で、そのためには
エビデンスがいる。大学が試作品まで手がけて技術を見せるレベルまで
持っていかなければ、企業は動いてくれない。(中略)」
● 戦略性とは、
「戦略性」は、戦略的思考力の資質です。
「戦略性」は、達成すべき成果に向けていくつものアプローチ方法を
考える資質です。「戦略性」の思考は、カーナビをイメージするとわかり
易いと思います。その意味で、「戦略性」上位の人にとってまず必要なのは、
目的地、すなわち落とし所がどこなのか…なのです。2018/04/12
● 資質
生まれつきの性質や才能。資性。天性。
「両親の資質を受け継ぐ」「資質に恵まれる」
● 思考
考えること。経験や知識をもとにあれこれと頭を働かせること。
「思考を巡らす」「思考力が鈍る」
① エビデンス(evidence)とは、
「根拠、証拠」を意味します。
広い分野で使われる言葉で、医療現場や法廷、役所、電話業務、最近では
IT業界を中心としたビジネスシーンで用いられることが増えています。
シーンによって意味合いが少しずつ変化しますが、基本的には、「根拠、
証拠」という意味に変わりはありません。
● 根拠(こんきょ)とは、
物事が存在するための理由となるもの。存在の理由。
「判断の根拠を示す」
● 証拠(しょうこ)とは、
事実・真実を明らかにする根拠となるもの。あかし。しるし。
「証拠を残す」「動かぬ証拠」「論より証拠」
② エビデンスは、
「仮説の検証結果、効果を証明するもの」「会議で話し合った記録
(議事録)として、内容を残しておくもの」といった「証拠」や
「証明」の意味で使われます。2021/07/17
私としては、使用する場面や業界によって、異なるみたいですが、「会議で
話し合った記録(議事録)として、内容を残しておくもの」といっ「証拠」や
「証明」の意味で使われます。の方が理解しやいと感じました。
「エビデンス」、難しいけど、この言葉を今後も、気に留めておきたいと
思います。
2021.8.2
株式会社シニアイノベーション
代表取締役 齊藤 弘美