実践するドラッカー[思考編] ②
総 論
われわれはどういう存在か、何を目指すべきか
知能労働者について理解する→1章
成長とは何かを知る→2章
「行動編」に収録←生涯を通して学ぶ
各 論
成長に欠かせない「思考」と「行動」
成果を出すための考え方
貢献→3章
組織を通じて、社会に価値を提供する
強み→4章
強みを知って生かす、価値観を明らかにする
集中→5章
真になすべきことを選ぶ
最も重要な能力
成果を出すための行動の仕方
↓
「行動編」に収録
時間管理・意思決定・目標管理・計画
Chapetr1∵知識労働者として働く
現代社会は組織の社会である。それら組織のすべてにおいて中心的な
存在は、筋力ではなく頭脳を用いて仕事をする知識労働者である。
(中略) 彼らは組織に貢献して初めて成果をあげることができる。
(『経営者の条件』—-p.20)
十九世紀までは、町の小さな工房や農家が製品や作物をつくって売ると
いったように、個人や家族などの小さな単位で社会が成り立っていました。
二十世紀になると、企業や非営利団体といったさまざまな組織が生まれ、
個人は組織を通じて社会に貢献するようになりました。
組織の中では、仕事は分担して行われるため、それぞれに独自の知識が
必要となります。こうして知識労働者と呼ばれる人たちが生まれ、肉体
労働者に代わって社会の多数派となりました。
知識労働者は、自ら考え、自ら行動します。
そして行動の成果を求められます。
この章では、知識労働者の「成果をあげる能力」や「成果をあげる方法」に
ついて、考えていきましょう。
● 非営利団体
非営利団体(ひえいりだんたい、英: non-profit organization)は、
営利を目的としない組織(団体)のこと。非営利組織(ひえいりそしき)、
非営利機関(ひえいりきかん)などともいう。
通常の用語では政府組織は含まない。広義では特殊法人、認可法人を
狭義では、非営利での社会貢献活動や慈善活動を行う市民団体(いわゆる
NPO)を指すこともある。
● NPO
NPOとは、「Nonprofit Organization」又は「Not-for-Profit Organization」の略で、
広義では非営利団体のこと。
狭義では、非営利での社会貢献活動や慈善活動を行う市民団体のこと。
最狭義では、特定非営利活動促進法(1998年3月成立)により法人格を
得た団体(特定非営利活動法人)のことを指す。なお、米国や英国など
ではNon-profitというが、韓国や台湾などではNPOという表現が使われ
ている。
この続きは、次回に。