お問い合せ

Coffee Blake-令和3年9月2日(水)「リッスン」

私は、以前から「人の話も聞かないで」とか「人の話を遮って」とか、

いろいろと言われて来ました。

そして、つい最近も「最後まで、人の話を聞いてから行動して下さい」と

注意を受けました。

 

〝聞く〟と〝考える〟ことは、違うかもしれませんが、若い頃は、先輩や

上司からよく「考える前に動け」と言われた記憶があります。

私なりに理解したのは、「考えてから動く」と「考える前に動け」では、

〝時間差〟があります。

その〝時間差〟も人それぞれで、1分の人もいれば、10分の人もいます。

そうであるならば、「考える前に動く」ことで、早く行動に映ることが

でき、〝謝り〟〝修正〟〝訂正〟〝変更〟もすぐに可能となります。

その逆で「動く前に考えろ」では、十分に考え、一寸の狂いもないよう

思案したとしても、〝完全〟〝100%OK〟の結論に至るには、どのくらいの

時間が必要でしょうか。

 

「時は金なり」ということわざがあります。

 

● 時は金なり

 

アメリカの政治家ベンジャミン・フランクリンの言葉『Time is money』の

日本語訳です。時間はお金と同様に貴重なものだから、決して無駄にしては

いけないという戒め。

 

アメリカでは、Think before do that.(行動する前に考えなさい)。

日本では「考える前に動きなさい」。

 

どちらが正しいかという訳ではありませんが、時と場合により、

〝臨機応変〟に使い分けしていけば、良いのではないでしょうか。

 

● 時と場合により(Sometimes and sometimes)

 

その時のその場合によるさま-その場合その場で、場に応じて、臨機、

時と場合によって。

 

●「臨機応変」

 

状況に応じた行動をとること。場合によって、その対応を変えること。

▽「臨機」は事態にのぞむこと。「応変」は変化に応じる意。

「機きに臨のぞんで変へんに応おうず」と訓読する。

 

そして、更に「一を聞いて十を知る」ようになれば、より良いのでは

ないでしょうか。

 

● 「一を聞いて十を知る」

 

《「論語」公冶長から》物事の一部を聞いただけで全部を理解できる。

賢明で察しのいいことのたとえ。一を以て万 (ばん) を知る。

 

以上のように、ふとしたきっかけで〝聞くこと〟に関して調べてみると、

いろいろ知ることができ、また新しい発見もありました。

私に助言をしていただいた方に、改めて〝感謝〟申し上げたいと思います。

それでは、〝聞くこと〟に関する記事が新聞に掲載されておりましたので、

ご紹介したいと思います。

 

2021.9.2

株式会社シニアイノベーション

代表取締役 齊藤 弘美


 

「聞くこと」は、究極の知性

 

  LISTEN(リッスン)

                  ケイト・マーフィ著 篠田 真貴子 監訳 松丸さとみ訳

 

・「自分の話」ばかりの人は損をする

・うなづいたり、おうむ返しは「聞くこと」ではない

・「アドバイス」をしだす人は、きちんと相手の話を聞いていない

・「自分とは違う」グループに、人は「恐怖」を抱いている

・聞くことで他人の才能も共有できる

・友情を深めるいちばんの方法は、「日常会話」

・みんな「自分には先入観がない」と思いがち

 

● リッスン

 

リッスンとは、「聞く」という意味を持つ英単語で、通信機能を持つ

ソフトウェアが、外部からのアクセスに備えて待機することをこのよう

に呼ぶ。2019/03/20

 

● うなづく

 

一般的には「うなずく」と表記する。 首を前後に振り、多くの場合

肯定を意味する動作。 「頷く」とも書く。

 

● おうむ返し

 

オウム返し」とは、「相手が言った言葉をそのまま繰り返す」動作を

表す言葉です。

鳥の「オウム」と、動詞「返す」の連用形である「返し」の2つの言葉が

組み合わされています。「返す」という言葉は「相手が行ったことに対して

自分も同じことを行う」の意味を持ち、「言葉を返す」「挨拶を返す」と

使われます。2019/09/19

 

● 聞くことの大切

 

相手がどのような状態にあるのか、どのような気持ちなのか、どのように

メッセージを受け取るかなどを推察すること大切です。

相手を理解するためには五感を使いますが、その中でも「聞くこと

通じて多くの情報を得ることができます。

人の話は、しっかり最後まで聞かなければいけないということは、誰もが

頭では分かっています。2017/12/01

 


 優秀な人は聞く能力が高い

 

 あなたの“常識”を一変させる名著!

「ファクトフルネス」

 

 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

    ハンス・ロスリング

    アンナ・ロスリング・ロンランド

    オーラ・ロスリング著

    上杉周作、関美和 訳

 

● ファクトフルネス

 

ファクトフルネスは、「データを基に世界を正しく見る習慣」を意味する

造語です。『ファクトフルネス』の共著者であるハンス・ロスリング、

オーラ・ロスリング、アンナ・ロスリング・ロンランドがつくった言葉

です。2021/01/08

 

● 傾聴力

 

相手の話に耳を傾け、心に寄り添い真の意味を理解する力、といった

意味合いで使われる言葉です。


 

今回、ご紹介致しましたので「新書」となります。

 

私がこの新書のタイトルを目にした時、まさに〝聞くこと〟イコール

〝私へのアドバイス・メッセージ〟だと思いました。

 

時間をつくり、是非、購読したいと思います。

 

2021.9.2

株式会社シニアイノベーション

代表取締役 齊藤 弘美

 

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