Coffee Blake-令和3年10月14日(木)「一石五鳥」
昨日の日経新聞夕刊に、『生活習慣の「最適化」で予防』の記事が掲載
されておりました。
前回の「代表のブログ」でもご紹介している「生活習慣病」です。
私自身にとっては、大変、参考になる記事でした。
皆さんにも、ご紹介したいと思います。
2021.10.14
株式会社シニアイノベーション
代表取締役 齊藤 弘美
がん社会を診る
中川 恵一(東京大学特任教授)
生活習慣の「最適化」で予防
感染症の予防や生活習慣の改善によって、日本の男性のがんの53%、
女性のがんの28%は予防することができるとされています。
とくに、「禁煙」「節酒」「食生活」「身体活動」「適正体重の維持」の
5つの生活習慣が大切です。
この5つの健康習慣をすべて守っている人は、全くしない、あるいは1つ
しかしない人に比べ、男性で43%、女性で37%、がんになるリスクが低く
なることも分かっています。
生活習慣のなかで、何といっても大事なのが禁煙です。
男性の発がん要因の3割近くがたばこによるものです。
禁煙によって、食道がん、膵臓(すいぞう)がん、子宮頸(けい)がん、
肝臓がん、頭頸部がん(咽頭がん、喉頭がんなど)、ぼうこうがん、
大腸がんのリスクが「確実に」増えます。
一部の白血病も「ほぼ確実に」増やし、乳がんでもリスクを高める
「可能性あり」です。
なお、受動喫煙も肺がんを「確実に」増やし、乳がんでも「可能性
あり」です。
たばこはほとんどすべてのがんを増やし、周囲にも悪影響をもたらす
最悪の生活習慣といえるでしょう。
禁煙の次の問題なのが、飲酒です。
お酒は、肺がんや胃がんについては「データ不十分」ですが、肝臓がん、
大腸がん、食道がんを「確実に」増やし、乳がんでも「可能性あり」です。
お酒は、たばこと異なり、遺伝的な体質によって、がんのリスクが違って
きます。
アルコールで顔が赤くならない人も多量の飲酒を続けると、飲まない人に
比べて、食道がんの危険は8倍になります。
赤くなる人では、50倍に高まりますから要注意です。
お酒が好きな私も気になる食道がんですが、暑い飲み物や食べ物で「ほぼ
確実に」増え、野菜や果物を食べることで「ほぼ確実に」減ります。
その他、肥満は肝臓がんや閉経後の乳がんを「確実に」、大腸がんを
「ほぼ確実に」増やします。膵臓がん、子宮体がんでも「可能性あり」
です。
糖尿病は肝臓がんや膵臓がんを、塩分は胃がんを「ほぼ確実に」増やし
ます。一方、運動は大腸がんを、コーヒーは肝臓がんを「ほぼ確実に」
減らします。
自身の価値観とも照らし合わせ、生活習慣の「最適化」を図ることが
大切でしょう。ただ、在宅勤務などによって、喫煙者の18%で喫煙量が
増え、自分が非喫煙者で喫煙者と同居する人のうち、34%で受動喫煙の
量が増えたという調査結果も出ています。
テレワークによる座りすぎも問題で、10年後にはがん患者が増えると
予想されますが、早期発見の遅れの結果はすでに明らかになりつつ
あります。
冒頭にもありました、「禁煙」「節酒」「食生活」「身体活動」「適正
体重の維持」の5つの生活習慣が大切であること。
そして、野菜と果実の摂取と、塩分を控えて、コーヒーを飲む。
私にとっての最課題は、〝禁煙〟となります。
現在、仕事中は喫煙はしませんし、吸わない日もあります。
この記事を拝見し、改めて〝禁煙〟について、考えます。
仕事柄、デスクワークとなりますが、適度な運動というよりは、体を
動かすアルバイトを開始しました。
毎日、〝心地よい汗〟をかいており、お陰様で、〝適正体重の維持〟に
つながっております。
私は、〝一石二鳥〟とか〝一石三鳥〟という言葉が大好きです。
● 一石二鳥
一つのことをして、二つの利益を得るたとえ。
一つの行為や苦労で、二つの目的を同時に果たすたとえ。
一つの石を投げて、二羽の鳥を同時に捕らえる意から。
▽今では、ここから「一石三鳥」「一石四鳥」などという語も
使われる。
例えば、
①〝未経験のアルバイトでお金を得る〟ことによって、②〝新しい知識が
得られ〟その延長線で③〝経験と実績ができ〟④〝更なる報酬に繋がり〟
⑤〝精神的にも肉体的にも良く〟なれば、〝一石五鳥〟になるという
考え方です。
宜しかったら、試して見てはいかがでしょうか。
2021.10.14
株式会社シニアイノベーション
代表取締役 齊藤 弘美