お問い合せ

『Execute 実行する』マンガ定年後入門②

<第3章で浮上したリスク(気づき)とは?>

 

誰でも認知症になる

可能性があり、いざというときに

備えておくことが大切

 

Check List

 

あなたは大丈夫?

第3章のリスク(気づき)に対処するには?

 

□ 認知症や要介護状態になった場合に使える制度や施設などを調べて

 おく

□ 自分や妻の介護費用を準備し、認知症のトラブル対策を検討する。

□ 判断力が低下したときに備え、家族に何らかの形で意思決定をしておく。

 

Chapter-3

 

1. 6年後には65歳以上の5人に1人が認知症に!?

 

厚生労働省の推計によると、認知症の人は2018年の調査で高齢者の

7人に1人を占め、団塊の世代が全て後期高齢者(75歳以上)となる

2025年には、65歳以上の5人に1人が認知症になると予測されて

います。

 

2. 介護費用はどれくらいかかる?

 

生命保険文化センターの「平成30年度 生命保険に関する全国実態

調査」によると、介護を行った期間は4〜10年未満という人が最も

多く(全体の28.3%)、平均値も54.5カ月(4年7カ月)となっています。

「10年以上」の長期にわたる人は14.5%でした。

 

介護費用は「かかった費用はない」(15.8%)と「15万円未満」(19.0%)で

全体の3分の1以上を占めたにもかかわらず、平均値は69万円。

数としては多くなくても、世帯によっては相当額の負担を強いられて

いると考えられます。「200万円以上」は6.1%でした。

介護費用を月額換算すると平均値は7万8000円の一方、「15万円以上」

が15.8%います。1人当たり7万8000円×54.7カ月 425万円くらいは

かかるもの、と心得ておきましょう。

 

3. 介護保険でどれくらいカバーできる?

 

日本には介護保険の制度があり、このサービスを柱にすることで介護

費用をかなり抑えることができます。介護保険のサービスを利用する

には事前に要支援度・要介護度の認定を受ける必要があり、どこに認定

されるかによって保険内でサービスを受けらけれる上限額が決められて

います。介護保険のサービスを使った場合、自己負担は利用額の1〜3割。

3割負担は現役世代並みの収入がある人で、利用者の大半は1割負担と

なっています。

 

4. 認知症をめぐるよくあるトラブルと対策

 

5. 自分の介護が必要になったら誰に頼る?

 

6. 入居金1億円も—広がる施設介護の選択肢

 

■ 図表3-7 主な高齢者向け施設と入居条件の目安

 

● 介護保険施設

 

特別擁護老人ホーム—要介護3以上

介護老人保健施設—要介護1以上

介護医療院—–要介護1以上

 

● 介護保険ケア付き住宅

 

グループホーム—要支援2以上(認知症の方)

 

● 介護保険外

 

有料老人ホーム—介護型は要支援1以上

サービス付き高齢者向け住宅—介護型は要支援1以上

ケアハウス(介護型)—介護型は要介護1以上

 

 ※ 施設は長期的な見通しを立てて選ぶことが大切。

 

7. 要介護状態への備えは4割以上が「何もしていない」

 

8. エンディングノートで自分の意思を〝見える化〟する。

 

<第4章で浮上したリスク(気づき)とは?>

 

退職時の金融資産によっては、

存命中に老後資金がショートする

可能性が!

 

Check List

 

あなたは大丈夫?

第4章のリスク(気づき)に対処するには?

 

□ 退職後の生き方と、それにともなう収入や生活費を予想する。

□ ライフプランシートで将来の家計を把握する。

□ 必要に応じて、プロに相談するなど対策を講じる。

 

Chapter-4

 

1. 熟年離婚は経済的には〝不幸な選択〟

 

2. 退職世帯の6割は年金などの定期収入で暮らせている。

 

3. あなたの家計の〝老後資金ショートリスク〟をチェック。

 

4. ライフプランシートで老後の家計を〝見える化〟する。

 

<第5章で浮上したリスク(気づき)とは?>

 

退職後の生活の充実のために

定年前後から

資産運用の検討を

 

Check List

 

あなたは大丈夫?

第5章のリスク(気づき)に対処するには?

 

□ 定年前後から資産運用のスタートを検討する。

□ 投資未経験者なら積み立て投資を検討する。

□ 元気なうちから相続のプランを考えておく。

 

Chapter-5

 

1. 子供の独立は資産運用を始めるチャンス。

 

2. 運用ビギナーは積み立て投資。

 

3. コアとサテライトで考える定年前後世代の運用。

 

    ビギナーの方なら、前項でご紹介したように「積み立て投資」が

    有効です。手元にまとまった額の余裕資金があったとしても、一度に

 投資するのではなく、積み立て感覚で定期的に少しずつ金融商品を

 購入していくのです。

 その場合は、バランス型の投資信託(バランスファンド)など、〝十分に

 分散投資のなされた〟投資信託を投資のコア(中核)に据えるといい

 でしょう。

 

■ 図表5-3 コア(中核)とサテライト(衛生)による投資のイメージ

 

コア(運用資産の9割)

  ↓

ビギナーはコアの部分だけで十分

  ↓

バランスファンドなど十分に分散投資がなされたファンド

  ↓

サテライト(運用資産の1割)

          ↓

    ① REIT(不動産投資信託)

    ② 金ETF

    ③ 新興国の株式ファンド

 

4. 資産としての自宅を有効活用する。

 

■ 図表5-5 リバースモーゲージのメリットとデメリット

 

□ メリット

 

 ○ 自宅を売却することなく、融資の形でお金が受け取れる。

 ○ 生活資金のほか、レジャー資金やローンの返済、老人ホームの

  入居金にも使える。

 ○ 年齢要件はあるが、収入要件の審査は比較的緩やか。

 ○ 年金型で受け取れば公的年金の上乗せが可能。

 

■ デメリット

 

    × 有志の対象となる住宅にはエリアなどの制限がある。

    × 子供など推定相続人全員の許可を得ておく必要がある。

    × 金利上昇や地価下落により予定通りの融資や返済ができなく

       なるリスクがある。

 

5. 人生100年時代の相続はファミリー単位で考える。

 

6. 節税効果が大きい生前贈与

 

7. プロに任せる「信託」という考え方。

 

以上

 

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