「生き甲斐」「働き甲斐」「やり甲斐」を考える ⑨
今日の各紙-日経新聞、読売新聞は、第2次岸田再改造内閣の記事が
メインですが——。
私は、エンゼルスの大谷選手がケガで9試合欠場が心配です。毎回、
楽しみにテレビ観戦をしており、早く、ケガが回復して活躍をお祈り
したいと思います。
—–「日々を新鮮な心で迎えるため- 人事をつくして」より抜粋—
天命とは、これだけのことをつくしたから、これだけの結果があたえ
られるという、そんな計算の成り立つものではない。まして、私心多く
なすべき人事もつくさずに、いたずらに都合よき成果のみを期待する
のは、天命をしらざることはなはだしいといわねばなるまい。めまぐ
るしく利害の波の日々の中ではあるけれども、時におたがいに三省して
みたいものである。
皆さんは、「人事をつくして天命を待つ」という言葉を一度は聞いた
ことがあると思います。
□ 人事を尽くして天命を待つ
「人事」とは「人間の力でできる事柄」で、「人事を尽くして」は
「自分の力でやれることを精一杯やる」という意味です。 「天命」
とは「天の命令」で「自分の意志でコントロールできないもの」です。
つまり「人事を尽くして天命を待つ」とは、「やれることを精一杯
やったら、あとは天命(結果)を待つ」という意味になります。
□ 三省
《「論語」学而の「吾日に吾が身を三省す。 人の為に謀りて忠なら
ざるか、朋友と交わりて信ならざるか、習わざるを伝えしかと」か
ら》毎日三度反省すること。 1日に何度も自分の言行をふりかえって
みて、過失のないようにすること。
—–「日々を新鮮な心で迎えるため- 雨が降れば」より抜粋—
わかりきったことながら、世の中にはそして人生には、晴れの日もあ
れば雨の日もある。好調の時もあれば、不調の時もある。にもかかわ
らず、晴れの日がすこしつづくと、つい雨の日を忘れガチになる。
好調の波がつづくと、ついゆきすぎる。油断する。これも、人間の
一つの姿であろうか。
このことをいましめて昔の人は「治にいて乱を忘れず」と教えた。
仕事にしても何にしても、この道理はやはり一つである。
□ 「治にいて乱を忘れず」
平穏無事の世の中にいても、つねに乱世のことを考えて、準備をして
おかなければならぬという教訓。
「生き甲斐」「働き甲斐」「やり甲斐」を考える参考にしたいと思い
ます。
2023年9月14日
株式会社シニアイノベーション
代表取締役 齊藤 弘美