「生き甲斐」「働き甲斐」「やり甲斐」を考える ⑳
毎朝、テレビや新聞等で、ニュース等を見るのを日課としています。
ふと思うことは、〝毎日、新しい、何らかの出来事がある〟という
事です。
今日が終われば、明日が来るのは当たり前ですが、明日は、何が
起こるかは、誰しも予想だに出来ません。
しかし、〝明日は、これをしたい、あれを食べたい〟等々を考える
事は、自由です。
要は、実行して、叶えることが出来たか、出来ないか、が大事です。
亡くなった祖母が、寝る前に言っていました。
「今日も一日、ありがとうございました。明日も宜しくお願いします」と。
やはり、今を当たり前と思っていては、いけないと思いました。
—-「自信を失ったときに—転んでも」—-
「七転び八起き」ということわざがある。何度失敗しても、これに
屈せずふるい立つ姿をいったものである。
人生は長い。世の中はひろい。だから失敗もする。悲観もする。
そんなとき、このことわざはありがたい。
(中略)
一度転んで気がつかなければ、七度転んでも同じこと。一度で気の
つく人間になりたい。
そのためには「転んでもただ起きぬ」心がまえが大切。
(中略)
失敗することを恐れるよりも、真剣でないことを恐れたほうがいい。
真剣ならば、たとえ失敗しても、ただは起きぬだけの充分な心がまえ
ができてくる。
おたがいに「転んでもただ起きぬ」よう真剣になりたいものである。
—「自信を失ったときに—失敗から成功か」—-
百の事を行って、一つだけが成ったとしたら、これははたして失敗か
成功か。
(中略)
しかし、よく考えれば、百が百とも失敗したのではない。たとえ一つ
であっても、事が成っているのである。つまり成功しているのである。
一つでも成功したかぎりは、他の九十九にも成功の可能性があるとい
うことではないか。
そう考えれば勇気がわく。希望が生まれる。そして、事の成った一つ
をなおざりにしないで、それを貴重な足かがりとして、自信を持って
再び九十九にいどむことができる。
こうなれば、もはやすべてに成功したも同然。必ずその思いは達成さ
れるであろう。
—「自信を失ったときに—紙一重」—-
考えてみれば、おたがいの生活は、すべて紙一重のちがいによって、
大きく左右されているのではなかろうか。だからこの紙一重のところ
をつかむのが大切なのであるが、これにはただ一つ、素直な心になる
ことである。素直に見るか見えないか、ここに紙一重の鍵がひそんで
ある。
「生き甲斐」「働き甲斐」「やり甲斐」を考える参考にしたいと思います。
2023年10月5日
株式会社シニアイノベーション
代表取締役 齊藤 弘美