「生き甲斐」「働き甲斐」「やり甲斐」を考える ㉕
今日の私にとってのニュースは、「谷村新司死去」です。
私の若い時代に励ましてくれた曲がいくつもあり、早い死去に
「謹んでお悔やみ申し上げます。」
病名が「腸炎」とあり、インターネットで調べてみましたが、
死に至る病とは思ってもいませんでした。
「健康第一」、これからも頑張りたいと思います。
—「仕事をより向上させるために-引きつける」—
人が仕事をする。その仕事をする心がけとして、大事なことはいろ
いろあろうけれども、やっぱりいちばん大事なことは、誠実あふれ
る熱意ではあるまいか。
知識も大事、才能も大事。しかし、それがなければ、ほんとうに仕事
ができないというものでもない。たとえ知識乏しく、才能が劣って
いても、なんとかしてこの仕事をやりとげよう、なんとしてでもこの
仕事をやりとげたい、そういう誠実な熱意にあふれていたならば、
そこから必ず良い仕事が生まれてくる。
(中略)
熱意なき人は描ける餅の如し。知識も才能も、熱意がなければ無に
等しいのである。おたがいに一生懸命、精魂こめて毎日の仕事に打ち
込みたい。
—「仕事をより向上させるために-力をつくして」—
どんな仕事でも、一生懸命、根かぎりに努力したときには、何となく
自分で自分をいたわりたいような気持ちが起こってくる。
自分で自分の頭をなでたいような気持ちになる。
(中略)
力及ばずという面は多々あるにしても、及ばずながらも力を尽くし
たということは、おたがいにやはり慰めであり喜びであり、そして
いたわりでもあろう。
(中略)
事の成否も大事だけれど、その成否を越えてなお大事なことは、力を
つくすというみずからの心のうちにあるのである。
—「仕事をより向上させるために-おろそかにしない」—
人から何かを命ぜられたことをその通りにキチンとやる。そこまでは
よいけれど、そのやった結果を、命じられた人にキチンと報告する
かどうか。
(中略)
仕事には知恵も大事、才能も大事。しかし、もっと大事なことは、
些細と思われること、平凡と思われることも、おろそかにしない
心がけである。むつかしいことはできても、平凡なことはできない
というのは、本当の仕事をする姿ではない些細なこと、平凡なこと、
それを積み重ね積み重ねてきて、そのうえに自分の知恵と体験とを
加えてゆく。それでははじめて、あ゛な気のない信頼感が得られる
というものであろう。
賽の河原の小石はくずれても、仕事の小石はくずれない。
—「仕事をより向上させるために-プロの自覚」—
プロとは、その道をわが職業としている専門家のことである。職業
専門家とは、つまりその道において、一人前にメシが食えるという
ことである。いいかえれば、いかなる職業であれ、その道において
他人様からお金をいただくということは、すでにプロになったという
ことである。アマチュアではない。
「生き甲斐」「働き甲斐」「やり甲斐」を考える参考にしたいと思います。
2023年10月17日
株式会社シニアイノベーション
代表取締役 齊藤 弘美