「生き甲斐」「働き甲斐」「やり甲斐」を考える ㉝
11月になりましたが、暑い日々-夏日が続いております。
異常気象なのか、秋の気配を感じない日々が続いています。
日本の風情は、「四季折々」です。
春は春らしく、夏は夏らしく、秋は秋らしく、冬は冬らしくと、
私の若い時は、「四季折々」を毎年、感じておりました。
「風情」が希薄になってきた今日この頃です。
□ 四季折々
春夏秋冬のその時その時。四季それぞれがもつ情趣や産物などに
ついて用いられることが多い。
□ 風情
風情(ふぜい)は、日本古来存在する美意識の1つ。 一般的に、
長い時間を経て大自然によりもたらされる物体の劣化や、本来
あるべき日本の四季が造り出す、儚いもの、質素なもの、空虚な
ものの中にある美しさや趣や情緒を見つけ、心で感じるということ。
またそれを感じ、心を平常に、時には揺さぶらせ豊かにするという
こと。
「自主独立の信念を持つために-もっとも平凡な」—-
ものをもらえばありがとう。お世話になったらすみません。とりち
らかしたら、あとかたづけ。別にむつかしい理屈も何もない。犬や
猫ならいざ知らず、人間としてなすべき、もっとも平凡な、もっと
もあたりまえのことである。
(中略)
もう一度考え直してみたい。水が低きに流れるように、夏がすぎたら
秋がくるように、自然の理にかえって、もう一度素直な心で考え直
してみたい。
—-「自主独立の信念を持つために-敬う心」—
親を大事にし、上司に敬意をはらう。先輩に礼をつくし、師匠に
懸命に仕える。親や師にたいするだけではない。よき仕事をする
人を心から尊敬し、一隅を照らす人にも頭を下げる。
天地自然、この世の中、敬う心があれば、敬うに値するものは無数
にある。
(中略)
人間には、ものみな、人みなのなかに敬うべき価値を見いだす能力が
与えられている。本質として与えられている。その本質を生かしつつ、
敬うべきものを敬うことによって自他ともの心をゆたかにし、高め
ることのできるのは人間だけではなかろうか。
その人間の特性を素直に生かしたい。敬う心を高めて、おたがいの
ゆたかさをはかりたい。
—-「自主独立の信念を持つために-身につまされる」—
一つのことを聞いても、一つのことを見ても、わが身につまされる
思いがあったなら、その見たり聞いたりしたことが、そくそくとわが
身にせまってきて、いろいろさまざまの感慨が生み出されてくる。
身につまされてもらい泣きというけれど、つまりは人の世の喜びも
悲しみも、その味わいも、身につまされた思いのなかで、無限に深
まりゆくのである。
(中略)
人間にとって、人生を歩む上において、身につまされるということは、
やはり大事である。
「生き甲斐」「働き甲斐」「やり甲斐」を考える参考にしたいと思います。
2023年11月3日
株式会社シニアイノベーション
代表取締役 齊藤 弘美