今日の気づき-「平和と闘争」
2023年11月14日「代表のブログ」で、「道をひらく-松下幸之助著-
国の道をひらくために—平和と闘争」をご紹介致しました。
全文は、2023年6月3日「代表のブログ」 ㊿+35をご参照下さい。
現在、世界では、「ロシアウクライナ戦争」「パレスチナ問題」が
おきております。
戦争か闘争かはわかりませんが、「平和」の重要性は理解できます。
毎日、テレビ・新聞等々で被害状況を目に致しますと、「心が痛む」
思いです。
□ ウクライナ紛争の原因は?
2014年から始まったのが「ウクライナ紛争」です。これは、ロシア
のクリミア併合をきっかけとして起こった、ロシアを後ろ盾とする
「親ロシア派」と「親欧米派のウクライナ政府」との紛争であり、
現在まで続くウクライナ戦争の大きな要因の一つになっています。
2023/02/28
□ パレスチナ問題が発生した原因は何ですか?
パレスチナ問題はアラブ人とユダヤ人の対立。原因は、アラブ人の
住むパレスチナにユダヤ人国家イスラエルが建国されたことにあり
ます。背景 パレスチナはキリスト教、イスラーム教、ユダヤ教の
聖地であるイェルサレムを含む地域。
以前に「代表のブログ」で「道をひらく-松下幸之助著」「続 道を
ひらく-松下幸之助著」の全文をご紹介しております。
今回は、再読しており、「道をひらく-松下幸之助著」でより感銘を
受けた文章を一部抜粋にて、ご紹介しております。
その中で、「平和と闘争」について書かれた文章があり、「まったく
その通り」と思える文章があり、「今日の気づき」でご紹介したい
と思いました。
—–「国の道をひらくために-平和と闘争」—-
平和と闘争とは相容れないもので、ことばのうえでも事実のうえでも、
全く正反対のものである。平和はあくまで平和であり、闘争はあく
まで闘争である。
ところが近ごろは、平和のための闘争などという奇妙な言葉が口に
され、口にされるばかりでなく、この言葉に基づいて、何かとハデな
闘いが展開される傾向が強い。
(中略)
戦争の悲惨さは、もう今日世界じゅうのだれもが身にしみて体得し
ているところで、だから世界の人びとは、平和を得るために戦争を
起こすなどという愚かな考えは、できるだけこれを避け、平和のうち
に平和が得られるよう、真剣な努力を重ねているのである。
われわれも、もうそろそろ大人になっていいころである。仲よくす
るためになぐり合いをするなどという稚気に類した振舞はもうやめ
て、平和な話し合いのうちに、平和の繁栄の生活が得られるよう
おたがいに最善の考慮をはらいたい。
われわれの周囲には、日常こんな問題がたくさんあるのである。
この書籍は、1968年5月1日発行第一版第一刷となっており、55年
ほど前に出版されております。時代背景は違っていても、やはり
「平和」「闘争」「戦争」に関する考え方は、いつの時代も変わり
ません。この書籍の素晴らしさ、松下幸之助氏の人間性に再度、
感銘を受けました。
是非、ご購読をお勧めしたい書籍です。
2023年11月14日
株式会社シニアイノベーション
代表取締役 齊藤 弘美