今日の気づき-「現代の高齢者」とは
2023年11月11日日経新聞-「くらし探検隊」の記事を拝見致しました。
満68歳の私は、「高齢者」と言う言葉に、大変、敏感です。
この記事を熟読し、今後の「生き方」「暮らし」に生かしていきた
いと思いました。
それでは、「高齢者」の方々、ご参考に記事を抜粋にて、ご紹介
致しましょう!
「くらし探検隊」
🍀 過去20年で5歳以上も若返り?
高齢者、体力アップが鮮明
□ 高齢者の若返りは限られた人のみの現象ではないらしい。
1. スポーツ庁「新体力テスト」–握力や長座体前屈などで測る。
・年代別スコアを見ると、男女とも65歳以上は右肩上がりの傾向が
顕著である。
・新型コロナウイルス禍の影響で21年は落ち込んだが、22年の
速報値は上昇に転じ、過去最高を記録した高齢世代も多い。
・過去20年間で高齢者の男性は約5歳、女性は約10歳、体力的に
若返っているといえる。
2. 厚生労働省「国民生活基礎調査」–病気やけがなどで自覚症状の
ある割合。
・65歳〜74歳は腰痛や物忘れを訴える人の割合が年々低下。
健康面のマイナスが減っているのは明らかだ。
3. 国立長寿医療研究センター(愛知県大府市)—「歩行」と言う
人間の基本的動作
・いつもの速さで歩いて測る「通常歩行速度」について07年と17年を
比べると、65〜89歳までの5歳刻みの全年代で男女とも速くなって
いた。
4. 同センター老化疫学研究部代表の西田裕紀子さん
・通常歩行速度は将来に要介護になる度合いの判断材料にもなるほか、
認知機能を反映している可能性がある。
5. 高齢者が体力的に若返っている理由
・認知症や転倒の予防などシニア向けの健康情報が増え、ヘルス
リテラシーが向上したこと。
○ ヘルスリテラシーとは「健康や医療に関する正しい情報を入手し、
理解して活用する能力」のことです。自分の身体について考え、
沢山の健康情報の中から適切な情報を見極めて使いこなすこと。
この力を向上させることが、病気の予防や健康寿命の延伸につな
がります。
・コロナ禍は運動不足に陥るマイナス面もあった一方、デジタル化で
動画を見ながら自宅で気軽に運動ができる環境も整った。
・65歳以上の高齢者の就労率上昇や社会活動などの増加、栄養状態の
改善なども理由に挙げる。
・老後生活が視野に入る50代くらいから健康の大切さを強く意識し、
運動や食事に気を配った健康習慣を身に付け始める人が多い。
6. まとめ
平均寿命が延び「人生100年時代」が到来したといわれる。
定年退職年齢を引き上げ、高齢者を積極的に雇用する企業も増えて
きた。社会と接点を長く持ち続けることで、さらに身体状況の改善を
予測する声もある。
日本では高齢者の定義は65歳以上。ただ、元気で若々しい人も一律
に高齢者と呼ぶことには少し違和感も残る。すでに17年に日本老年
学会などは科学的な見地から高齢者の定義を再考し、年齢の引き上げ
を提言した。活力ある社会の実現を念頭に、国民的な議論に着手して
もよさそうだ。
○ 人生100年時代とは、人間の寿命が伸びたことだけではなく、
生き方や働き方に大きな変化が出てきたことを表現する言葉
です。もともとは『LIFE SHIFT』という書籍の中で、リンダ・
グラットン教授により提言された言葉ですが、日本を含む多く
の国で使われるようになりました。2023/02/08
私は、兼業ではありますが、3社のスーパーで、惣菜部門・精肉部
門で、働いたことがあります。また、新たにスーパーのデリカ部門
で働くことになりました。
採用面接や雇用契約延長面談での経験をお伝え致します。
□ 高齢者の成果主義について
※ 問い
あるスーパーでは、65歳になった時点で雇用契約延長をする場合は、
時給が入社時に戻ってしまいます。
例えば、63歳で入社し、時給1,200円の場合、成果主義で65歳前に
1,260円であった場合、65歳で雇用契約延長を希望する場合、時給は
1,200円となります。
これは、私や友人が経験したことです。
私は、企業が以前より「成果主義」を唱っているなかで、大変、矛盾
していると思います。年齢が若く、勤続年数もまだ短く、生産性が
悪い方と、年齢が65歳で勤続年数も5年、生産性の高い人とを比較
した場合、どちらが会社にとって戦力となるでしょうか。
単に年齢で判断することに疑問を抱きます。
※ 答え
私の場合は、時給が下がり、仕事内容が同じであることを理由に、
有給残をすべて使い、消化時点で退職を致しました。
そして、同業他社のスーパーに入社、時給1,250円で働くことが
できたのです。
□ 高齢者の定年退職について
※ 問い
先日、あるスーパー2社(A・B)の面接を受けました。現在、満68歳、
誕生日は、6月9日。入社した場合の定年退職日は。
※ 答え
2社(A・B)ともに、面接の際に回答していただきました。
A社は、満70歳までとなります。
B社は、満70歳(6月9日)になり、2ケ月後までとなりますと回答。
私は、B社に入社することに致しました。
他の業種・業態はよく分かりませんが、「高齢者」の就業率は高まって
おります。しかし、「高齢者」を雇用するリスクも生じるのではないで
しょうか。
例えば、通勤途中の交通事故や就業中の転倒による怪我等々。
○ 高齢者に多い事故は?
令和3年人口動態調査(厚生労働省)によると、 65歳以上の転倒・
転落・墜落による死亡者数は9,509人で、交通事故の2,150人の
4倍以上です。特にスリップやつまづき、よろ めきによる同一
平面上での転倒による死亡者数は8,085人で8割以上を占めて
います。 転倒・転落は交通事故の4倍以上!
私は、働けるうちは働きたいと思っています。
例えば、満70歳までとか。しかし、私には兼業による「夢の実現」が
あります。昨年9月から、「居抜き物件」の紹介を数社に依頼して
おります。残念ながら、「帯に短し襷に長し」で、決定しておりません。
満70歳までの2年間以内で立ち上げたいと思っていますし、その間は、
「技術-調理、経営等々」を磨くことに専念したいと思っています。
「夢の実現」に向けて、「適度な運動」「バランスの良い食事」等に
心がけたいと思います。
□ 認知症予防
認知症の原因となる病気によって予防の方法は異なります。たとえば、
血管性認知症につついては、脳血管障害の原因となる生活習慣病を
予防するような“よい生活習慣”(バランスのよい食事や運動習慣)が
大切です。さらに近年、“よい生活習慣”を身につけることは、血管性
認知症ばかりでなく、もっとも多い認知症の原因であるアルツハイ
マー病の予防にも有用であることが示唆されています。したがって
“よい生活習慣”を身につけることはおすすめです。
私は、「現代の高齢者」は、私が若い時とは認識が異なるように
思います。少子高齢化で、働き手不足の現代、より高齢者の雇用
拡大をお願いしたいと思います。
2023年11月19日
株式会社シニアイノベーション
代表取締役 齊藤 弘美