シニアアカデミー「レディス&ジェントルマン」世田谷校⑰
2024年4月25日-シニアアカデミー「レディス&ジェントルマン」世田谷校⑫で
「空き家問題」について、「代表のブログ」でご紹介を致しました。
その後、新聞等々で「空き家問題」に関する新しいデータが掲載されて
おりました。
一部、記事の内容を抜粋にて、ご紹介したいと思います。
2024年4月30日読売新聞オンライン
調査では、国内の総住宅数に占める空き家の割合(空き家率)も前回比0.2ポイント上昇。
これまでで最も高い13.8%となった。
空き家のうち、居住や使用の目的のない「放置空き家」は385万戸で、前回から37万戸
増え、総住宅数に占める割合は5.9%に達した。放置空き家の2割強では腐朽・破損が
確認された。残る約515万戸は賃貸・売却用、別荘などだが、この中にも管理が不十分
で放置状態の空き家があるとみられる。
都道府県別の空き家率で最も高かったのは和歌山、徳島県の21.2%で、山梨県の20.5%
が続いた。放置空き家に限ると、鹿児島県が13.6%で最も高く、高知県が12.9%、
徳島、愛媛県が12.2%。西日本で高い傾向になっている。
放置空き家率は東京都2.6%、神奈川県3.2%など首都圏が軒並み低く、大都市を抱える
大阪府、愛知、福岡県はいずれも4%台。沖縄県も4.0%だった。
調査は1948年から5年に1度実施。今回は2023年10月1日時点で約340万戸を抽出して
調べ、全国の状況を推計した。総住宅数は6502万戸で、前回から261万戸(4.2%)
増えて過去最多。人口減少の中で住宅は増え続けている傾向も浮かんだ。
政府は空き家の放置を防ぐため法改正を進め、自治体への支援策も打ち出している。
昨年12月施行の改正空家対策特別措置法では、将来的に倒壊が懸念される空き家を自治
体が「管理不全空き家」と認定する制度を新設。自治体が手入れを求めても所有者が
従わない場合、固定資産税の優遇措置が受けられなくなった。
詳細は、読売新聞オンラインでご覧下さい。
2024年5月2日日経新聞
2024年5月2日 2:00 [会員限定記事]
「廃屋はもう、朽ち果てていくしかないけど、空き家は違う。また生活が始まるかも
しれない」。重松清さんの小説「カモナマイハウス」に、こんな印象的なセリフがある。
役職定年となって、出向先の不動産会社で空き家のメンテナンスに携わる主人公のつぶ
やきだ。
▼曲がり角を迎えた自らの人生と、すみかというものの行方とを重ねた感慨だろう。
この物語は、いま、日本中で増え続けている空き家をめぐるリアルな悲喜劇だ。
作中に、…
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私の「住まい=賃貸マンション」では、外装工事が今年、1月末から3月末まで実施され
ました。また、近隣のマンション等々でも、「外装工事」の為の足場の設置作業が多く
見受けられます。
一瞬、そういう時期なのかとも思うほど、多く見かけます。
マンション購入の場合は、「修繕積立金」が毎月、発生致します。
「外装工事」=「修繕積立金」の関係があるのかと思います。
私は、「スクラップアンドビルド」という言葉を思い出しました。
□ ビルドアンドスクラップとはどういう意味ですか?
小売業界では、古くなった店舗や小さな店舗を閉店し、同じエリア(地域)で売場
面積の大きな新店に置き換えることをいいます。同じ商圏のなかで不採算店舗を閉店
(スクラップ)し、新規に出店(ビルド)することで利益率の悪化が改善され、販売
シェアの拡大が狙えるため、ある一定の店舗数に達したチェーン店ではよく使われる
出店手法です。
□ 行政におけるスクラップアンドビルドとは?
スクラップ・アンド・ビルド… 行政組織は肥大化する傾向にあることから、新規の
需要に対応し、 機構を新設する際には、既存のものを改廃し、全体として機構の
増大を防ぐこと。
□ 「Scrap and build」とはどういう意味ですか?
スクラップアンドビルドとは、老朽化したり陳腐化したりして物理的または機能的に
古くなった建物、設備を廃棄し、最新の施設・設備に置き換えることをいいます。
□ スクラップアンドビルドの反対語は?
ストック活用 – 「ストック活用」とは、「スクラップ・アンド・ビルド」の対義語と
して使われる言葉で、今ある建物(既存建… | Facebook.2015/09/30
天災等々で、家屋が崩壊したり、崩壊する危険性がある場合や建築基準法に違反等々の
理由で、取り壊したり、立て直したりすることは当然であると思います。
しかし、「住まい続けられる家屋」や「使用できる施設やビル」等をわざわざ取り壊し
て、更地にした上で新しい建築物を立てることが、大変、多く見受けられます。
特に自治体に多いのではないでしょうか。
空き地にプレハブによる建物を建て、多目的に使用していたのに、わざわざ取り壊して
います。その後、同様なことを何度なく、繰り返しております。
その都度、費用をかけて建て、必要無くなれば取り壊す。
税金の無駄遣いのように感じますし、もっと「利活用」を考えるべきです。
以前の「代表のブログ」でもご紹介しておりますが、私が社会人時代の頃ですが、
米国では、新しく「住まい」を購入した場合、「住まい」の資産価値を高める為に、
都度リフォームをして、「自分たちの生活」をエンジョイ致します。
そして、より生活をエンジョイしたい、高めたい時には、その住まいを売却して、
それを頭金にして「好みの場所」に「好みの住居」を購入するというブームがあり
ました。
私は、このような「住まい」に関する考え方があれば、「空き家問題」も少しは
減少するのではないでしょうか。
「更地」に「住居を建築」し、「取り壊し」「新しい住居を建築」するのではなく、
「更地」に「住居を建築」し「資産価値を高めるリフォーム」をし、「住居を売却」し、
「新しい住居」を新規購入する、このような施策を推進してはいかがでしょうか。
現在、多くの住宅メーカーがリフォーム事業を推進しています。
現在の「住まい」を「住み良さ」と「資産価値」を高めて売却する、「更地」にして
売却するかの二者選択が望ましいと考えます。
土地に建物があることで、固定資産税の軽減が図れることは良いことではありますが、
その為に「空き家」が増えるのであれば、検討すべきであると思います。
□ 二者選択
二つの事柄の、どちらか一方を選ぶこと。 二つの選択肢のうちの一方を選ぶこと。
次回は、「空き家等々の固定資産税」について
2024年5月5日
シニアアカデミー 「レディス&ジェントルマン」
事務局長 齊藤 弘美