ドラッカー先生の授業-ビジネス書の感想①
現在、私はドラッカーに関する書籍を精力的に読んでいます。
理由は、senior-シニアのinnovation-イノベーションとは、をよりシンプルに且つ明確に
理解したいと考えたからです。
本のタイトルと発刊日を明記の上、私個人の感想を綴りたいと思います。
少しでも参考になれば、幸いです。
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A class with Drucker
ドラッカー先生の授業—私を育てた知識創造の実験室
ウイリアム・A・コーン「著」 有賀裕子「訳」 2008年9月
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はじめに、この書籍は2008年9月に発刊されており、約5年前になります。
読みながら感じることは、内容が現在にもまた将来にも参考になると感じます。
最初に「珠玉」という言葉に目がとまってしまい、調べてみました。
私には孫が3人おり、「4人目の孫が女子」であれば、1字貰いたいと思います。
① 海から産する玉と、山から産する玉。真珠と宝石。たま。 例「金銀珠玉を飾る」
② 美しいもの、りっぱなもののたとえ。特に詩文などのすぐれたものを賞していう。
例 「珠玉の続編」
この書籍では、②が適しているように感じます。
ただ、「珠玉」という言葉の意味を知ったことに喜びを感じます。
次に、著者がドラッカーを評して「熱意、ユーモア、厳しさ、温もり、簡潔さ、そして
冴えわたった慧眼-けいがん-物事の本質を鋭く見抜く力を感じとれるだろう」と書いて
おります。私には、過去に「上司」「先輩」としてこのような方がいたなと思ったからです。
既に亡くなられておりますが、その当時を思い出してしまいました。
次に、「人間、目的や目標、イノベーションなどにまつわる知恵が生まれる」という文章です。
私が理解したのは、著者がドラッカーの授業を受けて感銘した事と理解しました。
「何」をすることで知恵が生まれるかについては、再度チェックしたいと思います。
次に、「将来は予測はできないが、切り開くことはできる」という文章です。
私は、将来は予測できると思っていました。
ある程度のデータを駆使することで、予測は可能と思っていたのですが、翌々考えると
「予想」であり、現実ではない-「将来は予測できない」と認識しました。
「将来は切り開くことができる」の文章は、前向きで非常に良い文章と思います。
似た言葉を思い出しました。
「求めよ、さらば与えられん。尋ねよ、さらば見出さん。門を叩け、さらば開かれん」
インターネットで調べて見ました。参考にしてください。
『求めよ、さらば与えられん。尋ねよ、さらば見出さん。
門を叩け、さらば開かれん』
新訳聖書「マタイによる福音書」より
幸せのヒント 「求めているか?」
自分は何を求めているのだろうか?
求めて実際に行動しただろうか?
得られるようにちゃんと努力しているだろうか?
求めなければ得られないものがたくさんあります。
何もしないで得られるものは少ないでしょうし、得られたとしても喜びは小さいので はないでしょうか。
自分が求めているものを、努力して手に入れた時の幸せは大き いものです。
次に、「企業のマネジメント層がまっさきになすべき仕事は、自社の事業の本質を見極めることだ」という
文章です。
私は、「会社のマネジメント層」は当然、「会社の事業の本質を見極めている」と思うのですが、
見極めていないマネジメント層も存在するのかと考えてしまいました。
案の定、私が以前勤めていた会社の役員-すべて親族が役員となっておりますが、複数年
決算書は粉飾決算で作成しております。私は会社の事業は成立していないと判断します。
また、ビジネスモデルが間違っているとも思います。このようなことを意味しているのでしょうか。
私が過去に勤務していた会社では、実績を経営分析し事業の見直しを提言する立場に
おりました。今の会社では「実務者」として携わっておりますが、提言する立場ではありません。
従って、衰退する企業とは「企業のマネジメント層がまっさきになすべき仕事は、自社の事業
の本質を見極めていない」ということに繋がると理解します。
この続きは、次回で。