60歳からのチャレンジ起業⑧
第4章 やると決めたら成功する。
・起業する目的を明確にする。
・誰がなにと言おうと、多くの人に反対されようと自分はどうしても事業を
起こしたい。
・最高の理念を実現するために最も最適な方法でそれをつくりあげるという
使命感。
・信念を持って、しかも気楽に起業する。長く続けると共に事業を拡大する。
↓
くじけそうになったら、
「起業家が資本主義社会では最も価値の高い仕事をしている」
「起業家がビジネス社会での最高到達点だ」
「ジョセフ・シュンペーター(オーストラリアが生んだ20世紀を代表する
エコノミスト)の説く資本主義の原動力は、起業家精神である。」
やりたい事業コンセプトを固める
米国では起業家は失敗すればするほど信用が高まるというパラドックス(逆説)が
信じられています。つまり、失敗の多い起業家ほど過去に学び、より賢くなっており、
次の起業の成功確率が高いと考えられている。
・ あるアンケート調査によれば、再起を期す起業家は日本ではわずか10%です。
(失敗した起業家の10人に1人しか再チャレンジしないのです)。
米国では、再起率が50%ほどある、といわれるのに比べてチャンスは5分の1
しかないということになります。実際に事業を始めるにあたり、踏むべきプロセス
(過程)を説明します。
① 事業コンセプトを明確化する。
② 明確になった事業コンセプトの現実性、妥当性を検証するために、
事業計画を書く。
③ 書いた事業計画を現実化するために協力者を募る。
④ 資金集めにかかる。
どう事業コンセプトを明確にするか
① 対象顧客—カスタマー(顧客)
ターゲットのイメージ、数、地域、デモグラフィック(人口
特性=男女の別、年齢層、所得層、社会階層)などについては、
さらに詳しく分析を行う必要がある。
首都圏に住む60代、勇退した熟年夫婦、対象人口は200万人、
所得は700万円以上。
② 競争相手—-プレハブメーカー
③ 顧客への売り込み方法—顧客を効果的、効率的に獲得するために
どのように自社商品、サービスをPRするか、どのような方法で顧客に
近づくか、引き寄せるか、そして、そうした売り込みを単独で行うか、
誰かとアライアンス—戦略的提携と訳されることが多い。
不可分のパートナーとして、対等に共同戦略を組むというような意味合いで
使われる。
この続きは、次回に。