新装版 こころの朝 東洋の寓話③
第4章 私に元気を与えてくれる言葉
① 当たり前のことを真剣にやれ
② 生まれてきてくれて、本当にありがとう
③ 情けは人の為ならず
④ 負けない事、投げ出さない事、逃げ出さない事、信じ抜く事、
駄目になりそうな時、それが一番大事
⑤ 和顔愛語
「わげんあいご—-和んだ顔からは優しい言葉が発せられる。
決して人を傷つけるような鋭い言葉は出ない」
⑥ 人間には一長一短あり
幼い時から、母が口癖のように教えてくれた。
「人間は誰でも、長所と短所を持ち合わせている。
友達のよいところだけを見習いなさい。
人間は必ず、良いものを持って生まれてきている。
悪い所は、自分に当てはめて反省しなさい」
業績が上がらない時、励ます言葉として、
「自分の長所を生かす工夫と努力が重要であり、短所は
自分の力で改善する努力を怠ってはいけない」と口やか
ましく言い、時には厳しく、時には優しく励ますことによっ
て、業績が著しく向上したうれしい体験がある。
⑦ 希望とはあらたな勇気である
「あなたたちはこれから先、一人の社会人として、いろい
ろな苦労や戸惑いの多い世界に入っていきます。
たくさんつらい思いをするかもしれません。ですが、決して
あきらめたり、投げ出したりせず、最後まで希望を捨てな
いでください。
自分に少しでも希望を持つことができれば、それが自分
の目標となり、達成するための勇気となるでしょう。
どうかこれから先の長い人生、希望を持って生きていって
ください」
⑧ どうせするんなら、イヤな顔をせず
⑨ 長い人生を考えたら———
⑩ ほどほどに
思い立ったら、そのものに真っ直ぐで、周りが見えていな
い性格を察してくれてか、「そんなに一生懸命にならず、
気を抜くことも大切よ」と教えてくれました。
今でも真っ直ぐな性格は変わっていませんが、ちゃんと周
りも見るように心がけています。
一生懸命になるのは、とても大切なことだと思うけど、周
りを見て行動しなければいけない。
何事も無理はよくないと思います。
「ちょっとしんどいな——」と感じた時は、先生の「ほどほ
どに」を思い出します。
⑪ 人に頼まず、自分でやってみなよ
⑫ 人は内面に自信がなくなると、外見を飾りたくなる
⑬ 自分の仕事は自分で見つけろ
⑭ 募金できるってことは、幸せなことなんだよ
⑮ どんなに叱っても、後で必ず一つは褒めろ
⑯ 出がけに怒るな
「出がけに怒るな」 この言葉、私の母方の祖母がよく言
っていた言葉です。
人は一歩戸口を出ると、再びその姿で元気に帰ってこれ
るとは必ずしも言い切れない。だから出がけに怒ったり、
叱ったりしてはいけない」
⑰ あせらず、やすまず
⑱ 朝は希望で起き、昼は努力に生き、夜は感謝で眠る
朝は目覚まし時計が鳴ると、「今日も元気いっぱい頑張
ろう」と起きる。
仕事を楽しみながら健康管理に気をつけ、悔いのないよ
うに精一杯努力する。
「本当の忙しさはストレスにはならない」といわれているよ
うに、仕事は楽しいと思えば、毎日が充実して活力になる
ことが多い。一日をだらだら過ごすと、ストレスになり、や
る気を失ってしまう。病気も健康も、自らが作るもので、
健康であるためには、毎日が充実して楽しい生活を送る
ことが大事だと考えている。
楽しい一日を送った後は、「今日も楽しく元気な一日をあ
りがとうございました」と、床に入る。人はそれぞれ異なっ
た生活があると思うが、希望と努力、感謝の気持ちは、
健康を守るための共通のものではないでしょうか。
⑲ やる気、本気、根気の「三気」
私はいつも両親に、
「やる気」「本気」「根気」で物事にチャレンジしていけば、
いつか自分の目標を達成できる、と幼い時から言われて
育ってきました。
「この三気」を、教師になってもクラスの子供たちの合言
葉にし、頑張ってきました。
⑳ 心にかけ、言葉をかけ、手塩にかける
生徒たちの成長は、ゆるやかで着実です。でも、成長の
奇跡をトータルすると、大きいのです。どこに成長の節目
があるのか分かりませんが、毎日の継続した「心にか
け、言葉をかけ、手塩にかける」という思いが、ゆるやか
ではありますが着実に、成長を促していると思っていま
す。まさに、「継続は力なり」と感じています。
教育は、「急がず、あわてず」、それに「継続した実践」
が、「ゆるやかに着実」に成長を促していくものだと、改め
て思っている今日この頃です。
21. 信じて待つ
22. 相手の親を自分の親と思う
23. 継続は力なり
24. 早き良し、遅き悪し、丁度良し危うし
期限が決められている提出物など、まだ日があるからと先
延ばしにしていると、その間に何かが起きて、できなくなる
かもしれない。何事も早めにしておいて、余裕があったら、
何度も、これでいいか確かめ、より良きものにすることがで
きる、ということです。また、ちょうど間に合うから、と思って
いても、それでは余裕がない、ぎりぎりの危ういものになっ
てしまう。せっかくのチャンスを失うことさえあるのです。
25. 他人は自分を映す鏡である
26. 人間味あふれる京都
大人のための「イソップ寓話」
○ 過ぎたことを、いつまでも嘆かず、今、ここから、やり直せばいいじゃないか
波を数える男
○ 調子のいい時が、いちばん危ない
ライオンに挑んだ蚊
○ 人には向き、不向きがある。
同じことができないと嘆くよりも、得意な分野を伸ばすほうがいい
子イヌのまねをしたロバ
○ 人の悪口を真に受けて、仲間や友を疑ってはならない
三頭のウシを食べたライオン
○ 自慢話は、人を不快にさせたり、傷つけたりする
ツルの反撃を受けたクジャク
○ 困っている人があれば、親切にしてあげよう
池に落ちたアリ
○ 何事も、簡単にあきらめてはならない。
知恵を巡らせば、結果は大きく変わる
喉の渇いたカラス
総括
「自分らしく 自分の夢を持って生きれば、道は開けてゆく」
私がこの書籍「新装版 こころの朝」をブログで紹介している間に、実父が亡くなりました。
この書籍は、「心に沁みる」書籍であると思います。
是非、多くの方に読んでいただきたいと思います。が、読み手に、「読む心」「感じる心」「反省する心」「生かす心」等を自分の心に秘めていない方には、つまらない書籍であると思います。
今日、若い世代でこのような書籍を読んでいる方々は、多いのでしょうか。
毎日の新聞記事、ニュース等々では「幼児殺害」「交通事故」等々の記事を毎日目に致します。
多分、今現在でも同様な事件が起こっており、これからのニュース報道や明日の新聞記事に掲載されるのではないでしょうか。
特に加害者が若い世代の場合は、心が痛みます。
私の幼少時代は、授業に「道徳」という授業がありました。
今、教育制度では、「道徳」の見直しが検討されております。
早々に導入すべきが、今後の日本をよくしていくのではないかと思います。
何でこのような日本になってしまったのか、改めて考えてみることも必要と思います。
本日の読売新聞朝刊に「浄土真宗本願寺派第25代門主に就任 大谷 光淳さん」の記事が掲載されておりました。
先日のブログ「追悼」でお知らせしたように私の宗派となります。何か因果を感じてしまいました。
「思いやり」「気配り」と言う言葉があります。
関東も梅雨に入り、一昨日から東京は大雨。
こんな日は、サッカー親善試合「日本代表とザンビア」戦を見るには最適です。緊迫する試合内容でしたが、逆転で日本勝利に終わり、心地よい余韻を感じつつこのブログを書いています。
昨夜、午後7時頃、大井町線の電車に乗っていた際に感じたことがあります。
座席に座っていた私の目の前に、若い女性が乗り込んできてスマートフォンを覗き込んでいました。
私はいつもの通り本を読んでいたのですが、足元がやけに冷たいと思い、除きこむと目の前の彼女の傘から雫が私のズボンに落ちているのです。
私は自分の傘で彼女の傘をはじき返しました。が、彼女はスマートフォンに夢中です。
今度は隣の男性のズボンに雫が落ちているようで、隣の男性は自分の足を雫が落ちないように再三ズラシしておりました。
これからの梅雨の季節は、うっとおしく、気分的にもネガティブになりがちです。
どんなに外見がよくても、「心」がよくなくては—-と改めて感じました。
今後、このようなことがあった場合は、「蹴飛ばしたい」と思う自分が心の中におります。
私は、気分転換に「なぜ生きる」 高森顕徹監修、「幸せのタネをまくと、幸せの花が咲く」岡本一志等々本を読むことにしています。
ビジネス関係の書籍を読んでいると気持ち的に偏ってきていると自分自身が感じるためです。
気分的に、精神的にもバランスよくしたいと心がけています。
それでは、次回からは、
はじめて読むドラッカー 「マネジメント編」
チェンジ・リーダーの条件 みずから変化をつくりだせ!
この書籍を読んでいると随所に「ブログ」で紹介している内容が掲載されております。
ついては、なるべく重複しないように「私の気に入った箇所」を抜粋して、お知らせしたいと思います。
株式会社シニア・イノベーション
代表取締役 齊藤 弘美