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成功の要諦 -1

今回は、「成功の要諦 稲盛 和夫/著」をご紹介致します。

 

成功の要諦  稲盛 和夫

Essence of Success Kazuo Inamori  致知出版社 

 

55年の常勝経営を貫くもの

27歳での京セラの起業から第二電電(現・KDDI)の創業、JALの再生まで、稲盛和夫の55年の

常勝経営はなぜ可能になったのか。

 

まえがき刊行に寄せて—-藤尾秀昭

 

古来、人を指導する立場にある人、また自らの人格涵養を志す人が必ず読まなければならないと

される書があります。『大学』です。

孔子より四十六歳若い曾子が著しました。

『大学』は大人の学の意。

人の上に立つ人がまず修めていなければならない根本哲学を説いたもので、修己治人の書とも

いわれます。

その『大学』はこういう言葉で始まります。

「大学の道は明徳を明らかにするにあり」

明徳とは、法則ということです。

 

あらゆるもの—心にも、経営にも、人生にも、法則があります。

その法則をはっきりとつかみ、その法則にのっとっていけば、心も経営も人生も

発展していまます。

その法則に反すれば、衰退あるのみです。

本書の一篇一篇はまさに稲盛流成功哲学の教科書です。

本書を『成功の要諦』と題する所以です。

本文にもありますが、稲盛氏は若い頃から安岡正篤師に私淑されていたといいます。

その安岡師は、名著『1日一言』の中でこのように説かれています。

「人間はできるだけ早くから、良き師、良き友を持ち、良き書を読み、ひそかに自ら省み、

自ら修めることである。人生は心がけと努力次第である」

本書を通じて、人生をど真剣に生き運命を切り拓いてきた人の英知の言葉に触れ、

自らの人生を向上発展させていく人の一人でも多からんことを祈念して止みません。

 

平成26年11月吉日

           致知出版社代表取締役社長 藤尾秀昭

 

 

この続きは、次回に。

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