「メンタルヘルス・マネジメント検定試験」を終えて①
はじめに、「なぜ、私が受験しようと思ったのか?」。
以前、新聞で「ブラック企業」という記事をよく目にしていました。
また、「長時間労働」「サービス残業」「名ばかり管理職」などで自殺した家族が裁判で
争っている記事などもよく目にしています。
その時にインターネットで目にしたのが、「メンタルヘルス・マネジメント検定」でした。
私は、人事・総務・経理/財務・企画開発部・経営企画室等で仕事をしておりましたが、
その間に「ちょっとおかしいんじゃない」と思う社員を幾人か見てきました。
そういう私も、44歳の時に会社を設立してから躁鬱状態になった経験があります。
今の若い方々—社会人ですが、夜遅くまで働いおります。
そんなにたくさん仕事があるのかと思うほど、夜遅くまで会社におります。
まるで会社が「自宅」のような感がします。
実際に仕事が多く、自然と残業時間が増えてしまう場合もあります。
現在、会社側が経常利益を増やし、企業体質をよくしたいという考え方が蔓延しています。
固定費である人件費を抑えるためには、少数で業務を処理していく方法が簡単です。
ついては、一人当たりの残業時間が増えて、「プラック企業」「名ばかり管理職」等々で
「サービス残業」が多くなってきているのです。
一人当たりの残業時間を減らす対策は、雇用を増やすことで解消できるのですが、
企業側はこれを「よし」と致しません。
もう一つは、「働いていない役員」が多すぎることです。
消費者やクライアントに最も近い社員が夜遅くまで働いているのに、無駄に時間を過ごすことで
高い役員報酬をもらっている役員が多すぎます。
役員の仕事は、会社の方法性を見極め、会社の収益をいかに増やすかだと考えます。
収益が確保されているからこそ、見返りとして役員報酬がもらえる、と考えるべきです。
収益が確保されるということは、社員への昇給、給与、賞与にも反映されるということは、
当然なことだと思います。
私は、事務方の会社員時代は「残業」というものは一切致しませんでした。
23歳頃は珈琲焙煎メーカーで働いていたのですが、就業時間が12時間と決められており、
残業手当で月10万円程いただいていました。
仕事でボリュームがある時は、昼食を早くすませ仕事に臨んでいました。
日本の企業慣習で悪い点は、会社に遅くまでいる人=仕事をよくする人という考え方です。
私の考え方は、要領の悪い人ほど会社に残っているという考え方ですね。
集中して仕事をし、仕事の組み立てを効率的に考えている人は、自然と仕事が早く、
残業などする必要がないのです。
仕事を早く終えて、同僚や仲間、友人と楽しいひと時を過ごすことは、いろいろな知識の習得、
ストレスの解消にもつながり、「明日も頑張ろう」という気持ちが自然と湧いてきます。
「息抜き」もなく、毎日遅くまで働いて、かつ折角の休みも出勤しなくてはいけない状態が
続いたら、ストレスがたまり、出社拒否やうつ病になってしまいます。
最悪は、「自殺」してします。
「死」と「会社」を比較して、「死」を選択する気持ちは私には理解できません。
私は「自分」が大事であり、「やり直す」することに何の抵抗も感じません。
私の若い時代は、「就職した会社は、定年まで」という考え方が多かった。
私の両親もそのような考え方でした。
読売新聞や日経新聞に、「自殺者が3万人を下回った」という記事を目にしました。
毎年気にはしておりました。
交通事故で亡くなる方よりも自殺者の方が多いということは以前より知っていましたので。
今回勉強してわかったことは、2012年からは自殺者は3万人を切っているということです。
そうしたところ、インターネットで大阪商工会議所「メンタルヘルス・マネジメント検定試験」を
知ったのです。
・ 働く人たちの心と健康と活力ある職場づくりのために。
・ 合格者数が10万人を突破。 等々。
丁度、20数年前に東京商工会議所が始めた「福祉住環境コーディネーター」試験と同じだなと
思いました。うまい「ビジネス」を考えたなと思いました。
私はその当時「カルチャースクール」を運営していた会社にいたので、「福祉住環境コーディネーター」の
カリキュラムを企画したことがあります。
そのおかけで3級は取得致しました。
この続きは、次回に。