2015年度第2回「菓子検定3級」公式問題集&解説③
Q51.生クリームの説明として正しいのはどれでしょう。
⚪️ 牛乳の脂肪分を遠心分離で集めたもの
※ 搾りたての牛乳をそのままおいておくと上に脂肪分が浮いてきます。
そうしてできた脂肪分の多い層が「クリーム」です。
現在は、牛乳を遠心分離して脱脂乳とクリームに分けて製造しています。
Q52.生クリームを泡立てるときの注意点はどれでしょう。
⚪️ 氷水で冷やしながら泡立てる
Q53. ほとんどのお菓子づくりに適したバターはどれでしょう。
⚪️ 無塩バター(食塩不使用のバター)
※ バターは、クリームを原料に、脂肪分を凝集させ、練り上げてつくります。
日本の成分規格では、乳脂肪分80%以上、水分17%以下と定められています。
Q54.バターを室温(常温)でやわらかくするというのは、何度くらいにすることでしょう。
⚪️ 20〜23℃
Q55.コーンスターチとは何でしょう。
⚪️トウモロコシのデンプン成分
※ 「スターチ」とは英語で「デンプン」という意味です。
Q56.ベーキングパウダーの主成分は何でしょう。
⚪️ 重曹
※ 重曹はベーキングパウダーともいい、炭酸水素ナトリウムという物質です。
Q57.ゼラチンの原料になるものは何でしょう。
⚪️ 牛の骨
※ ゼラチンはゼリーやムースなどを固めるときに使う凝固剤。
牛や豚の骨、皮などの主成分、コラーゲン(タンパク質の一種)からつくられます。
Q58.スポンジ生地に加える粉の一部をココアパウダーにかえると、焼き上がりはどうなるでしょう。
⚪️ 膨らみにくくなる
Q59.ミツバチの飼育はいつごろ行われていたでしょう。
⚪️ 紀元前3000年ごろ
Q60.バニラは植物のどの部分を利用しますか。
⚪️ 果実
※ バニラはラン科のつる性植物の果実です。
Q61.ラム酒の原料は何でしょう。
⚪️ さとうきび
Q62.キルシュとは何を原料とした蒸留酒でしょう。
⚪️ サクランボ
※ キルシュとは種ごとつぶしたサクランボを発酵させて蒸留したフルーツブランデーの一種です。
キルシュはドイツ語で「サクランボ」を意味し、ドイツではお酒の方はキルシュヴァッサーと
呼ばれています。
Q63.パウダー状に加工して洋菓子づくりによく使うナッツはどれでしょう。
⚪️ アーモンド
Q64.ヘーゼルナッツの特徴はどれでしょう。
⚪️ 丸い実で甘味がある
※ どんぐりのような殻を割って中身を取り出し、ローストして茶色い薄皮をむいた状態で
売られているのが一般的です。
実は香りがよく、甘く繊細な風味があります。
Q65.栗は何科の植物でしょう。
⚪️ ブナ科
※ 秋の味覚のひとつとしておなじみの栗は、ブナ科の落葉樹。
Q66.パウンドケーキのつや出しとして、よく使われるジャムといえばどれでしょう。
⚪️ アプリコットジャム
※ お菓子の仕上げにジャムを塗るのは、つやを出し、よりおいしそうに見せる視覚的効果のほかに、
お菓子の表面を保護し、乾燥から防ぐという役割もあります。
パウンドケーキなど、焼き色を見せるお菓子のつや出しには、アプリコットジャムがよく使われます。
Q67.ドレンチェリーとは、どのようなものでしょう。
⚪️ シロップ漬けにしたサクランボ
※ クッキーやカップケーキの表面に飾ったり、フルーツケーキに混ぜ込んだりして使う
ドレンチチェリー。
透明感がありキラキラとして、宝石のような姿に見覚えのある人も多いのではないでしょうか。
これは、サクランボをシロップ漬けにした加工品です。
Q68.お菓子づくりに使いやすいりんごは、どのようなものでしょう。
⚪️ 果肉が締まっていて、適度な酸味がある
Q69.洋梨の旬はいつでしょう。
⚪️ 11〜12月
※ 出回る時期は9月初旬から1月。
日本ではラ・フランスという品種が全収穫量の6割以上を占める代表格で、生産量では
山形県がトップです。
Q70.乾燥させたプラムを何と呼ぶでしょう。
⚪️ プルーン
※ 生のプラム(すもも)を乾燥させて、日持ちするよう加工したものをプルーン(干しプラム)といいます。
鉄やカリウムといったミネラル分が豊富なドライフルーツで、昔は天日乾燥でしたが、
現在は機械乾燥が主流となっています。
Q71.黒色で小粒の干しブドウは次のうちどれでしょう。
⚪️ コリントレーズン
※ 干しブドウはレーズンともいい、黒色で小粒のコリントレーズン(カランツまたはカレンズともいう)、
あめ色のサルタナレーズンなどがあります。
Q72.ブルーベリーは次のどの植物の仲間でしょう。
⚪️ コケモモ
※ 熟すと深い青紫色になるブルーベリーはツツジ科の植物で、コケモモの仲間です。
和名はスノキといいます。
Q73.イチゴに特に多く含まれる栄養素は何でしょう。
⚪️ ビタミンC
Q74.かつて日本では、ネーブルオレンジは何と呼ばれていたでしょう。
⚪️ ヘソみかん
※ オレンジには大きく分けてバレンシア、ネーブル、ブラッドの3種類があります。
日本では、バレンシアオレンジが最も一般的で、主にカリフォルニア州や南アフリカから
輸入されます。
ネーブルオレンジはお尻の部分に「ヘソ」のような突起があり、その見た目から、
かつては〝へそみかん〟と呼ばれていました(ネーブルは英語でヘソの意味)。
Q75.次のうち、皮をむいて切り分けたバナナの変色を防ぐ効果があるのはどれでしょう。
⚪️ レモン汁
※ バナナにはブドウ糖、果糖、ショ糖などエネルギー源となる糖質がたくさん含まれているため、
スポーツの前の補助食品としてもよく食べられます。皮をむいたバナナは、時間がたつと
表面が黒ずみますが、これはバナナに含まれるポリフェノール酸化酵素の影響で酸化したため、
レモン汁をかけることで、変色を防ぐことができます。
この続きは、次回に。