2015年度第2回「菓子検定3級」公式問題集&解説④
Q76.カードとは一般的に何でできていますか。
⚪️ プラスチック
※ カードは、ボウルについた聖地を寄せ集めたり、小さく切った材料(果物、ナッツなど)や
作業台に広がった材料を集めて器に移したりするときに使う道具です。
Q77.焼き菓子の型の準備として塗るものは何でしょう。
⚪️ バター
Q78.オーブンでお菓子を焼くとき、使い方として正しいのはどれでしょう。
⚪️ 生地を入れるときには適温に温まっているように準備する。
※ オーブンを使うときに大切なのは、あらかじめお菓子を焼く温度に熱しておくことで、
「予熱」といいます。
生地ができ上がったとき(休ませる必要のある生地では、焼ける状態になったとき)に、
オーブンが温まっているように準備しておきます。
Q79.お菓子づくりで一般的に最も扱いやすいボウルの材質は何でしょう。
⚪️ ステンレス製
※ ステンレス製がおすすめ。
その理由は、衝撃に強い、傷がつきにくい、衛生的で長持ちする、酸に強い、においが移りにくい、
熱伝導がよい、と多くの長所があるからです。
Q80.泡立て器を選ぶ基準として、適切なのはどれでしょう。
⚪️ 使うボウルの直径とほぼ同じ長さのもの
Q81.次のうち生地を口金で絞りだしてつくるお菓子はどれでしょう。
⚪️ エクレア
Q82.生地を詰めた絞り出し袋の正しい使い方は次のうちどれでしょう。
⚪️ 詰め口側をねじって持った利き手の指に力を入れて絞る
Q83.計量スプーン大さじ1とは、何mlでしょう。
⚪️ 15ml
※ 計量スプーンは大さじ1=15ml、小さじ1=5ml。
計量カップは1カップ200ml。ただし、水は1gですが、水以外の物質は体積と重量が
同じではありません(グラニュー糖なら1カップ200mlで180g)。
1mlは1cc、1㎤と同じ量です。
Q84.お菓子の材料のうち、サルモネラによる食中毒の原因になる可能性が高い食材はどれでしょう。
⚪️ 卵
※ 食中毒予防の3原則は、「つけない(清潔)、増やさない(低温保存)、殺す(加熱・殺菌)」。
Q85.お菓子販売について、次の文章のうち、正しいものはどれでしょう。
⚪️ 高校の文化祭でわらび餅をつくって販売するときは、保健所などへの届け出が必要
Q86.一般的に「まんじゅう」といえば、どうやって火を通すお菓子ですか。
⚪️ 蒸す
※ 和菓子の世界で「まんじゅう」といえば、基本的には蒸して火を通してつくります。
Q87.草餅にしようする植物は何ですか。
⚪️ よもぎ
Q88.関西風の桜餅はどのような生地で餡を包みますか。
⚪️ つぶつぶとした生地
Q89.柏餅は何の節句に関わりの深いお菓子ですか。
⚪️ 端午の節句
Q90.次のうち、おはぎの別名はどれですか。
⚪️ ぼた餅
※ おはぎは、季節によって名前がかわり、春はぼた餅、秋はおはぎ(はぎの餅)といいます。
春は牡丹の花に、秋は萩の花になぞらえて呼ぶのです。
Q91.次のようかんのうち、ひとつだけつくり方が異なるのはどれですか。
⚪️ 蒸しようかん
※ 水ようかんや練りようかんは、寒天液をつくり、そこに餡を加えて煮詰め、
寒天の固まる力を利用してつくります。
一方、蒸しようかんは、餡に小麦粉や葛粉を加えて混ぜ、蒸してつくります。
実は、古いのは蒸しようかんといわれています。
Q92.カステラをつくるとき、何を使って火を通しますか。
⚪️ オーブン
Q93.粒餡やこし餡の原材料は何ですか。
⚪️ 小豆
Q94.次のうち、徳島県が産地で、和菓子によく使われる上品な甘さの砂糖はどれですか。
⚪️ 和三盆
Q95.みたらしだんごのだんご生地は、どんな粉を使っているでしょう。
⚪️ うるち米の粉
※ 米にはうるち米ともち米があります。
だんごはうるち米といってご飯として食べる米が原料です。
一方、餅はもち米といって、赤飯やおこわにして食べる米が原料で、こちらはうるち米に
比べてもちもちした食感があります。
Q96. 葛粉とはどのようなものですか。
⚪️ 「葛」という植物の根からできる粉
※ 葛粉とは、葛という植物の根からつくられる粉です。
風味がよい良質のデンプンで、奈良県の吉野地方のものが質がよいことで有名です。
お菓子の名前に「吉野」とついていたら、葛粉を使ったものといえます。
Q97.わらび饅頭やわらび餅の生地をつくるのに使う材料は何ですか。
⚪️ わらび粉
※ わらび粉は、シダ植物であるわらびの地下茎からつくる粉です。
Q98.きな粉の原料は何ですか。
⚪️ 大豆
Q99.次のうち、寒天の特徴でないのはどれですか。
⚪️ 冷やさないと固まらない
※ 寒天の特徴は、原料は海藻、戻して使う。
寒天は海藻の天草を主原料につくります。
煮溶かしてこし、型に流して固めて凍らせ、乾燥させます。
寒天とゼラチンの大きな違いは、原料が植物性か動物性かということと、固まる温度です。
寒天は常温で固まりますが、ゼラチンは冷蔵庫で冷やさないと固まりません。
そして、寒天で固めたものは、噛まないと崩れませんが、ゼラチンで固めたものは口に含むと
体温で溶けます。
Q100.どら焼の名前の由来はどれでしょう。
⚪️ 中国の楽器の銅鑼
この続きは、次回に。