一流の人はなぜそこまで、習慣にこだわるのか? ⑦
第5章 成長を加速させる「毎週・毎月の習慣」
First-class weekly and monthly habits
① 毎週、振り返りと課題の整理を行う
※ 振り返りの目的は、目標に向かっての成長を実感することで、さらに成長を加速させるための
ものです。個人で行う振り返りの方法としては、週報がおすすめです。
※ 設問として—-解説、詳細は是非購読にてお願い致します。
1.過去1週間、やろうとしていたことは何ですか?
2.今週実行したことで「特筆すべきこと」
「将来の仕事を楽にすること」はかんですか?
3.10年かけて願いがひとつ叶う魔法を持っています。
何をかなえますか?
4.その願いを実現する上で、課題になっていることはなんですか?
5.それをすでに解決している人、参考になる人、質問すべき人は誰ですか?
6.今週死んでしまうかもしれません。
この一週間でやめるべきことはなんですか?
7.これからの一週間、やるべきことはなんですか?
8.実行にあたり問題になりそうなことはなんですか?
9.目の前で「自分」が悩んでいたら、どんなアドバイスをしますか?
10.それで、資産は増えましたか?
※ 俣野も私塾で似たような週報を受講生に提出してもらっています。
月報も行いますが、基本となるのは週報です。
受講生にはその週報にある設問を普段から持ち歩くように奨励しています。
毎日メモを残すことを習慣化している受講生は目に見えて成長の速度が違います。
思考のクセとして、振り返りの設問がインストールされるからでしょう。
⚪️ 成長を実感することで、成長を加速させやすい仕組みを作る
② 週に1回、必ず会社の清掃をする
※ 「モノが無ければ散らかりようがないね」と。
それを機に徹底的にモノを捨てました。
洋服も最小限しかなければ、洗濯をしないといけないので脱ぎっぱなしにはしなくなります。
※ どうやら発散型の思考をしている人ほど机が汚いそうで、スティーブ・ジョブス、ザッカーバーグ、
アインシュタインなどの机が汚いことをインターネットで知って少し励まされた記憶があります—-。
※ 私は毎週末、必ず会社の掃除をしています。
事務所全体の掃除をすることが主な目的ですが、その流れで自分の机の上のパソコンのデスクトップ
画面も整理しています。
※ 普段の生活では持っていないものに対する意識が強くなりがちですが、その意識をいくら
持ったところで幸福度もパフォーマンスも上がりません。
だとしたら「今の条件で今以上のパフォーマンスを出す」ことに集中した方がいいのではないでしょうか?
掃除は人に「持っているもの」が何か教えてくれます。
⚪️ 苦手なものはタスク化すればいい
③ 必ず進捗させるプロジェクトを持つ
※ 私の会社では、毎週木曜日に社員全員参加のミーティングを行っています。
そこで話し合うのは全社目標に対する各社員の行動目標決めと全集の結果報告です。
最終目標が達成できたら、次のプロジェクトを考えます。
もし社員が前週に決めた行動指標を実行できていない場合は、「なぜできなかったのか」「どうすれば
できるようになるの」を徹底的に詰めていきます。
※ 「戦争のプロは兵站を語り、戦争の素人は戦略を語る」という有名な言葉があります。
社員はみな頭が良くて優秀なので、戦略や意見はいくらでも出てきます。
しかし、短期的な業務に追われるばかりで行動に移せない状況が続いていました。
そのときに経営者仲間に教えてもらった『戦略を実行する組織、実行できない組織』という本に
書いてあったのがこのミーティングです。
与えられた仕事をこなすだけでは主体性がなくなりますが、行動に落とし込んでいって毎週自ら
追いかける状況を作ると、いつしかそのプロジェクトは自分事になり、工夫をしはじめます。
そうなったら狙い通りです。
※ 行動にフォーカスした進捗管理は、個人にも落とし込めます。
自分にとって重要と思われることの中から、なるべくゴールの起源が区切れて、結果が指標として
表れるものを選んでみてください。
※ そこで出てくる「できない理由」はすべて言い訳です。
それすら想定できていなかった自分を責めましょう。
こうした反省を繰り返していることで確実に「行動できる自分」に変わっていくことができます。
自分一人で進捗管理と行動決めをするだけですから、15分もあれば十分です。
前述の週間セルフフィードバックと合わせるとなお効果的です。
⚪️ 戦略よりも実践力!
この続きは、次回に。