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訪日外国人インバウンド市場 攻略の鉄則-14

Part6

通信や決済で進むインバウンド向け環境整備

インバウンド消費を盛り上げるには、旅行者が快適に買い物できる環境づくりが欠かせない。

通信環境の整備や決済手段の多様化、免税店での手続きの簡略化など、具体的な取り組みを紹介する。

 

✔️ 集客力を向上する仕組みと積極的なコミュニケーションが環境整備の効果を最大化

インバウンド消費の拡大に向けて、無線LAN環境の構築や決済手段の多様化など、旅行者の不便を

解消するための環境整備に官民一体で取り組んでいる。

通信や決済の環境整備をビジネスの拡大に結びつけるためには、何が必要なのか。

NTTデータの吉田淳一氏に話を聞いた。

 

Keywords  ◯  無料WiFi   ◯  海外カード決済

 

・WiFiは「口コミスポット」旅先での体験をリアルタイムで発信

お店にWiFiスポットを設置すれば、そこが『口コミスポット』となり、宣伝費用をかけなくても

外国人観光客が率先してお店の商品やサービスの情報を母国に発信してくれる。

 

・「自撮り」の写真とともに観光地の魅力を発信する中国人

 

・  観光地の情報を事前に伝えてより密度の濃い体験談を広めてもらう

 

WiFiを通じて写真とともにすぐさま母国の中国に伝えた。

その反響は大きく、後日、酒蔵には中国からたくさん観光客が押し寄せたという。

 

・ ビーコンとWiFIで集客と営業活動を促進

非常に廉価で販売要員を2〜3年間雇うような効果が生まれる可能性があります。

 

・  ハウスカードで決済できる仕組みで購入単価が上がる可能性

 

・  免税手続きを簡略化して短期滞在客の買い物を快適に

 

・  コミュニケーション能力の向上が最大の環境整備

 

・  実際に外国人が来たときにどう接するべきかというコミュニケーション能力を高めることが、

      インパウンドに対する最大の環境整備だと思います。

 

・  リピーターになってもらうためにITを使った「つながり」の構築

外国人旅行者にとって一番大事なのは『人』です。

街で生活する人と触れ合うことが本来の醍醐味であり、人に会いたいから何度もその街を訪れる

わけです」(吉田氏)

 

 

✔️ 免税店の拡大と輸出検査の円滑化で日本の農産物をおみやげに

日本の農産物を訪日外国人旅行者に食べてもらうだけでなく、おみやげとして買ってもらうための

取り組みを国が推進している。

免税店の拡大や植物検疫の受検の円滑化、販売店でのインバウンド対応などの取り組みについて、

農林水産省の担当者に話を聞いた。

 

 

この続きは、次回に。

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