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医師いらずで「糖尿病」「高血圧」がみるみる良くなる治療法!②

血圧の原因は9割以上が不明です。

人間の身体は、年を取れば取るほど血管が硬くなり、血液を送る力が衰えるため、老化に

伴って血圧が上がることはいわば当たり前のことといえます。

では、高くなった血圧を下げれば寿命が延びるのかといったら、必ずしもそうではありません。

 

欧米で行われた比較試験を見て見ましょう。

高血圧患者を2つのグループにわけ、片方には降圧剤を、他方にはプラセボという偽薬を投与し、

両グループの予後を比較するというものです。

その結果、上の血圧が140〜150㎜Hg、または下が90〜99㎜Hgという軽度の高血圧を対象と

した比較試験では、降圧剤によって総死亡率は減らないことが確認されました。

一方、血圧がそれより高い中等度の高血圧を対象とした試験では、降圧剤で血圧をよく

下げたグループほど総死亡率が高くなってしまいました。

つまり、血圧を下げると寿命を縮める結果になるのです。

先述のように、老化に伴って血液を送る力が衰えるため、身体や脳のすみずみまで血液を

送り届けようと、身体は血液を上げます。

いわば、身体にとって必要だからこそ血液が上がっているわけなのです。

 

これを薬でむりやり引き下げると、脳に届く血液量が減ってしまい、脳組織が壊死したり、

脳細胞の働きが悪くなる。

 

その結果、フラついたり、寝込みがちになってしまい、QOL(生活の質)が下がってしまうのです。

では、糖尿病ではどうでしょうか

 

日本人の糖尿病の95%はインスリンの分泌障害が見られるII型糖尿病であり、比較的やせて

いてもかかるといわれています。

ご飯などの炭水化物を一度にどかっと食べると、血糖値を上げないようにインスリンが大量に

分泌されます。

それを繰り返していると、膵臓のインスリン分泌細胞が疲弊してしまう、というのが一番

ありがちな原因でしょう。

日本糖尿病学会の基準では、空腹時の血糖値が110mg/dl未満で、糖負荷試験後(糖液を飲んで

2時間後の値)が140mg/dl未満なら正常。

空腹時が126mg/dl以上で糖負荷試験後が200mg/dl以上などとなると糖尿病とされています。

 

1999年に引き下げられた血糖値の基準値は算出方法から疑問が残るものだった

 

しかし高血圧と同様、この基準値も疑わしいものです。

126mg/dlという値は、1999年に根拠もなく引き下げられたもので、それによって糖尿病患者と

される人が激増しました。基準値の算出方法からしても疑問が残ります。

 

というのも、糖負荷試験で飲む糖液の量はやせている人でも太っている人でも同じ。

それで本当に各人に適した数値がわかるはずなどありません。

また、巻末で詳しく解説しますが、薬で血糖をコントロールしようとすると副作用に

悩まされたり、低血糖を引き起こすこともあります。

 

 

こ続きは、次回に。

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