「清浄明潔」とは
本日の日本経済新聞で、【清明】という言葉を目に致しました。
日経新聞より抜粋—
二十四節気で暮らしを楽しむ
咲き誇るサクラのもとに集い、その美しさを楽しむ。
日本の風物詩、お花見の季節になりました。
4月5日から始まる「清明」とは、すべてが清らかで明るく、生き生きとした様子を表した
「清浄明潔 しょうじょうめいけつ」の略。
サクラをはじめモクレン、ハナミズキ、チューリップ、タンポポといった花々が、我も我もと
咲き誇る光景にぴったりです。
甘い蜜に誘われて、チョウやミツバチもにぎやかに飛び回ります。
————-
4月から新年度を迎える会社も多いと思いますし、新しく社会人となり心踊らせている方々も
多数いらっしゃると思います。
参考にどうぞ。
—インターネットより抜粋—
「清浄明潔」
「清浄明潔」の季節 4/4~4/19(2012年)は二十四節気の「清明」です。
江戸時代に書かれた『暦便覧』という本には清明の季節を万物発して清浄明潔なれば、
此芽は何の草としれる也と説明しています。
空気は澄み、陽光は明るく万物を照らし、全てがはっきり鮮やかに見える頃という意味です。
ものがはっきり見える時期なので、芽吹いたこの草は何という草なのか、よく分かると
いうわけです。
清明という二十四節気の名は、この説明にある「清浄明潔」という語から出たものだそうです。
二十四節気の生まれ故郷である黄河の中流域(中国の内陸部)、湿度の低い地域では、
きっとこの通りなのでしょう。その点、ずっと湿潤な日本のこの時期はというと、「春は霞」と
云うくらいで、遠くまですっきりとよく見えるというわけではありませんね。
とは云いながら、では「清浄明潔」はそぐわないのかというと、そうも思えません。
遠くの風景が霞んでいる分、身近なものがよりはっきり見える気がします。
遠くの風景が霞に霞んだとしても、足下の草の芽、見上げる頭上の木々の枝の若芽や花は
明るい陽射しの下ではっきりその姿を認めることが出来ますから。
それに何より、この「清明」という素敵な言葉を「ちょっと実情にあわない」くらいの
ことで無くしたくはありませんからね。
もちろん、私の勝手な意見ですけれど、賛同して下さる方もいると思います。
清明の季節の説明は、前出の『暦便覧』で言い尽くされているとも思いますが、Web こよみの
ページの「二十四節気とは」の解説は清明(せいめい) 4/5頃万物発して清浄明潔なれば、
此芽は何の草としれる也(暦便覧)清浄明潔の略。
晴れ渡った空には当に清浄明潔という語がふさわしい。
地上に目を移せば、百花が咲き競う季節である。と暦便覧の言葉に続けて、私の感じる
清明についての感想を付け足しています。
暦便覧の簡潔な説明の後では、後半の付け足しは蛇足かな・・・。
他の季節の説明はどんなものかな?と興味のある方は、Web こよみのページの「二十四
節気とは」をのぞいてみて下さい。
Web こよみのページの「二十四節気とは」
http://koyomi8.com/24doc.htm
(『暦のこぼれ話』に取り上げて欲しい話があれば、magazine.std@koyomi.vis.ne.jp までお願いします。)
株式会社シニアイノベーション
代表取締役 齊藤 弘美