お問い合せ

書籍「10年後の自分」を考える技術 ⑱

✔ 大地震が起きたときにどう動くか?

 

ただ、過去の経験から直感が働きやすくなったのは確かなようだ。

 

過去に起きたことや失敗の教訓をなんらかの次のステップに活かすことは、

誰にでもできることではないだろうか。

 

ここで私が言いたいのは、そうやって、一見なんの関係もなさそうな経験から、

なんらかの学びを引き出す術を身につけてほしいということなのだ。

 

✔  他人の経験を自分事化する

 

他人の経験を自分事として捉えることも、「思考のジャンプ」のひとつだろう。

他人事はしょせん他人事、自分とは無関係だと思ってしまうのはよくわかるが、

しかし、他人に起きたことがもし自分にも起きたらどうしようと考えれば、

世の中のたいていのことは想定できるようになるのではないだろうか。

 

そうやって他人の経験まで自分事化できるようになると、想像力と仮想

体験の質は飛躍的に高まるだろう。

 

—-インターネットより抜粋—-

 

人の振り見て我が振り直せ

【読み】

ひとのふりみてわがふりなおせ

【意味】

     人の振り見て我が振り直せとは、他人の行動を見て、

     良いところは見習い悪いところは改めよということ。

   

✔  未来を「過去形」で表現する

 

仮想体験をよりリアルなものにするため、ひとつ「コツ」を紹介しよう。

 

未来のことを「過去形で語る」ようにするのだ。

 

シナリオ・プランニングでは、基本的に未来のシナリオは過去形で語ることに

なっている。

なぜかといえば、そのほうが「未来に行って見てきた(体験してきた)」ように

感じられるからだ。

 

つまり、「○○だろう」「○○かもしれない」「○○のはずだ」「○○にちがいない」

などと推量するのではなく、「○○だった」「○○になっていた」「○○して

しまった」などと過去形で断定するのである。

細かいことのようだが、人間は「○○だった」とすでに決まったことのように

言われたほうが、思考が広がり安くなる。

 

「○○だろう」「○○かもしれない」とくり返されると、その論理さえ通って

いれば、もっともらしい気になっていくし、さらに「ありえる話」として

「腹落ち」し納得できれば、その対応策も考えやすくなる。

 

—-インターネットより抜粋—-

腹落ち

読み方:はらおち

納得すること、成程と思うこと、腹に落ちること、などの意味の表現

同じ意味の慣用句腹に落ちる」を名詞として使う際の表現

 

今後、未来のことを思考するときは、必ず過去形で考えたり書くように

していただきたい。

 

 

この続きは、次回に。

 

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