お問い合せ

「人を動かす人」になれ! ⑧

第1章 「人を動かすのがうまい人」のこのやり方

 

11.「部下が使えない」というのは自分に問題があると思え!

 

二○歳代の若い部下を多く抱えるリーダーの悩みはほぼ共通している。

彼らの悩みを黙って聞いていると、いまの若者は「協調性に乏しくて、

仕事に対する意欲もあまり感じられず、シラけていて使いものにならない」

といった結論になる。最近はこれらに加えて、「すぐにキレる」という

こともよく耳にする。

わたしはいくつか感じていることがある。それは若い社員のなかに、人と

顔を合わせたときに笑顔を見せない人や、面と向かって話をしているのに

視線を合わせようとしない人が急増していることだ。

協調性に乏しいのも、仕事に対する意欲が希薄なのも、シラけているのも、

すべてここに起因しているとわたしは考えている。

たとえば、同じ職場で働いている顔見知りの人間と道や廊下ですれ違った

ときに、微笑んで会釈ができないような者に協調性があるとは思えないし、

相手の目を見てしゃべれないような人物が、仕事に意欲を燃やせるはずが

ない。

部下の協調性がどうとか、意欲がどうのかという前に、リーダーはここ

から部下にやらせるべきだ。「君には協調性が足りない——」などと

いくらいい聞かせてもみても、恐らく通じないだろう。

それよりも、部下と顔を合わせたときにはいつもリーダーの方から微笑みを

投げかけ、機会をとらえて「社内でも、お客様のところを訪問したとき

でも、面識のある人にはちょっと笑顔を見せるようにすると、相手も好意を

持ってくれる。職場のなかなら仲間意識が生まれて、何か頼みごとをした

ときにも喜んで引き受けてもらえるようになる」といった話をしてみる

ことが重要だ。

要するに、部下と同じ目線にまで降りていき、こうした方が君の得になる

という具体的なメリットをあげて、どうすればいいのかを一つ一つ教えて

やれば、きっと部下は変わってくるはずだ。

そうした努力もしないで、「いまの若い部下は—–」とグチをこぼして

いるだけでは前進も進歩もない。

部下がこうだから使えないというのは、使おうとする努力を怠っている

言い訳にすぎない。部下が動かないのは部下に問題があるからだと考えて

いるリーダーは、テコでも動かしてやろうという意欲がないことを、自ら

証明しているのと同じだ。ただし、あらゆる物事は一朝一夕には運ばない。

部下とはいえ、他人の意識を変えていこうとするのである。

これまでの自分自身に染みついた固定観念を一八○度転換させるぐらいの

自分に対する意識改革も不可欠となる。

 

● 協調性

 

協調性とはその文字通り「協力して調和する力」を意味します。

いろんな価値観や考えを持つ人たちと折り合いをつけ、時に周囲を

説得しながら、一つの目標に向かっていく力を指します。

2020/01/22

 

● シラけてる

 

しらけ」には、興ざめなこと、また、何事にも関心・感動をもたない

こと、という意味があります。 場がしらける、など一気に雰囲気が冷め

てしまうさまを表すときにしらける、などと使うこともあります。

しらけた目で」という言葉には、興ざめた様子で人や物事に関心を

持たず目を向けている様子、という意味が含まれます。2021/01/26

 

● キレる

 

キレる(切れる)とは、主に対人関係などにおいて昂ぶった怒り感情が、

我慢の限界を超えて一気に露わになる様子を表す、日本俗語

同義の言葉には「激昂」「激高」[1]などがある。

 

● 希薄

 

ある要素の乏しいこと。物事に向かう気持ち・意欲などの弱いこと。

また、そのさま。「問題意識が―だ」

 

● 起因

 

ある事の起こる原因となること。「機械の未整備に―する事故」

 

● 一朝一夕(いっちょういっせき)

 

きわめてわずかな期間、非常に短い時間のたとえ。

ひと朝とひと晩の意から。▽「一朝一夕には…できない」のように、

下に打ち消し表現を伴うことが多い。

 

● 固定観念

 

固定観念(こていかんねん)は、固着観念(こちゃくかんねん)ともいい、

他者の意見や状況の変化に応じず、そして行動につながっているような

観念のこと。

 

● 意識改革

 

意識改革とは、仕事を行う上や組織で働く中で考え方や態度などを変え

るという意味で使われます。これまでの業務の取り組み方や優先順位の

付け方、意思決定における判断基準などの意識を変えていくことで、

最初は意識からですがそれが習慣となり行動も伴って変わって行きます。

2020/05/28

 

 

この続きは、次回に。

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