Next Stage 令和4年1月21日「睡眠時間」
日経新聞 2022年(令和4年)1月19日『「夜9時以降」就寝』で記事が
掲載されております。
インターネットで検索すると、東京新聞、読売新聞他でも同様の記事が
掲載されており、〝この記事がそんなに重要?〟と感じました。
私はこの記事を読み、改めて感想や意見を述べても、〝時代が異なる〟
〝年代が違う〟などで参考にはならないでしょう。
コメントは控えたいと思います。
代わりに、「高齢者の睡眠」に関して、述べたいと思います。
■ 高齢者 睡眠時間
実際に睡眠時間を調べた数々の論文をまとめたデータによると、夜間の
睡眠時間は10歳までは8~9時間、15歳で約8時間、25歳で約7時間、45歳で
約6.5時間、65歳で約6時間と、加齢とともに必要な睡眠時間が少なくなる
ということが報告されています。
■ 高齢者 睡眠特徴
加齢による体内時計の変化によって睡眠に係る体温やホルモン分泌などの
生体機能リズムが早い時間にずれ、高齢者は若年者に比べて早寝早起きに
なる傾向があります。また、高齢者は深い眠りのノンレム睡眠の時間が
減り、浅いレム睡眠の時間が増えます。睡眠中の途中覚醒も多くなり、
全体的に浅い眠りとなります
■ 高齢者 睡眠不足
高齢者の睡眠には、眠りが短くなったり、浅くなったりする特徴があり
ます。高齢になると、社会活動から遠ざかり、日中の活動量が低下する
ため、必要とする睡眠量も少なくなります。また、加齢に伴って、睡眠と
関係の深い神経の働きや、ホルモンの分泌能力が衰えて睡眠時間が短く
なっていきます。
■ 高齢者 睡眠時間平均
8時間睡眠にはこだわらない1日8時間の睡眠が必要と考えている高齢者が
多いようですが、実際に日本人の睡眠時間は平均約7時間、高齢者では
6時間程度です。適切な睡眠時間には個人差があり、季節によっても変動
します。
私は、毎日午前4時30分に起床、午後9時頃には就寝しております。
睡眠時間は、7時間30分となります。
社会人時代-30代は、6時間程度、40代以降は、6.5時間程度でした。
年齢を経るうちに、私の場合は睡眠時間が長くなりました。
上記を簡単にまとめますと、
・睡眠時間は、65歳で約6時間。
・高齢になると睡眠量も減り、睡眠時間も短くなる。
・深い眠りのノンレム睡眠の時間が減り、浅いレム睡眠の時間が
増える。
● ヒトの睡眠はノンレム睡眠とレム睡眠(REM sleep)という質的に異なる
ふたつの睡眠状態で構成されています。レム睡眠は、眠っているときに
眼球が素早く動く(英語でRapid Eye Movement)ことから名づけられ
ました。ノンレム睡眠では脳波活動が低下し、睡眠の深さにしたがって
さらに4段階に分けられます。
それでは、記事をご紹介致します。
2022.1.21
株式会社シニアイノベーション
代表取締役 齊藤 弘美
食品会社調査 共働き増加で
「夜9時以降」就寝
0〜2歳児の半数
0〜2歳児を育てる保護者の計53.8%が、子どもの就寝時刻は「午後9時
以降」になっていると答えたことが、江崎グリコの調査で分かった。
一方、理想の就寝時刻を「9時より前」とした人は計68.8%に上り、共働きの
増加により帰宅が遅くなり、時間に余裕がない中で子育てに追われる家庭が
多い実態が明らかになった。
理想の平均就寝時刻を尋ねると「午後8〜9時」が52.8%で最多だった。
実際の平均就寝時刻は「9〜10時」が36.2%、次いで「8〜9時」34.5%、
「10〜11時」12.8%と続いた。午後9時以降に就寝している子どもは、
午前7時以降に起床する割合が高かった。
調査を監修した小児科医で熊本大名誉教授の三池輝久氏は、個人差は
あるものの乳幼児の夜の睡眠には平均10時間が必要と指摘。就学後、
午前7時前に起きることを踏まえ「遅くとも午後9時までに就寝することが
理想」とする。共働きで帰宅時間が遅くなる家庭に対して「子どもが
小さいうちは、早く帰宅できるようにするなど、国や企業の支援が必要
だ」と説明している。
調査は昨年10月、0〜2歳の第1子を育てている20〜49歳の既婚男女800人に
インターネット上で実施した。
〝核家族化〟の影響もあるのでしょう。
私の幼少期は、〝双子-二卵性双生児〟でしたし、両親とも農作業に
追われており、祖母に面倒を見てもらっておりました(叔母たちから
聞いた話)。
また、私の次男の子どもたち(3人)は、奥さんのお母さん(義母)に面倒を
見てもらっておりました。
このように、〝乳幼児〟の面倒を見てくれる方が近くに居れば、充分な
睡眠も日中に取れ、多少、夜遅く就寝しても——- 、と思います。
昔は、〝寝る子は育つ〟とよく言いました。
●「寝る子は育つ」は、「寝る子は発育がいい」という意味を持つ
ことわざです。眠ることが結果的に身体の成長につながっている
ため、「寝る子は育つ」はある意味で事実だといえます。
ちなみに、夜更かしをしている人や睡眠時間が短い人は、成長ホルモンが
しっかりと分泌されないため成長阻害につながります。2021/06/21
私たち高齢者には、このことわざはもう当てはまりませんが、該当する
方々は、是非、実践して欲しいと思います。
2022.1.21
株式会社シニアイノベーション
代表取締役 齊藤 弘美