お問い合せ

「人を動かす人」になれ! ㊿+10

63.この三点だけを繰り返し、体で覚え込ませる。

 

当然のことながら相手を自分の思ったように動かそうと思えば、まず

自分の考えていることをオープンにして相手に伝え、理解して貰わな

ければならない。

これが人を動かすそもそものスタートで、この部分を素っ飛ばしては

目的を達成できるはずがない。

「社員や部下が思ったように動いてくれない」と嘆く経営者、管理者ほど

こうした努力を怠っているように思う。

ただし、これをやるには多大なエネルギーと時間、そして金もかかる。

だが、やればやっただけの効果がはっきりとあらわれてくる。

わが社の場合は、わたし自身が講師となり年に何十回となく、一泊二日の

新入社員向けや階層別、幹部社員の研修会を行う。

どんな内容にするかテーマを決め、前もって資料やレジュメを用意するが、

この準備だけでも半日以上のエネルギーと時間を費やすことになる。

また、社員を一堂に集めると交通費、宿泊代、食事代などかなりの出費も

要する。これだけの投資を行なったとしても、一回や二回の研修会で

効果が出るわけではない。

まさに継続こそ力なりで、前回の余韻の残っているうちに次回の研修を

実施しなくては、前にやったことが水の泡になってしまう。

さらに、全国の事業所や関連会社に出張したときは、幹部との会議も

そこそこに従業員全員を集めて昼食会、夕食会を開く。

つまり、社員だけでなく、社員研修には出席してもらえないパートや

アルバイトの人たちにも参加してもらい、一緒に食事をしながらわたしの

考え方を聞いてもらうのである。

研修会でのテーマ、昼食会、夕食会での話の内容は毎回変化を持たせ、

幹部には幹部なりの切り口で、パートやアルバイトの人たちにはそれに

ふさわしいエピソードを交えたり、話し方をするが、わたしのいわんと

することは、ほぼ共通している。

 

・楽をして儲かることはない

・うまい話には必ず大きな落とし穴がある

・理屈よりも行動することの大切さ

 

とことん集約すると以上の三点である。

こうした話を何度も何度も繰り返すことで、頭で理解するレベルから、

体で覚え込んでしまう域にまで高めていくのである。

トップの考える原理原則を会社の隅々にまで伝えていく。

これこそが判断や決断と並んで、経営者にとって最も重要な仕事であると

考えている。

 

● 継続こそ力なり

 

続けることの重要性、弛まず挫けずに続けていくことの大切さを

端的に述べた表現。 格言。

 

● 弛まず

 

緩む、怠ける、などの意味の「弛む」を否定した表現。

「倦まず弛まず(うまずたゆまず)」「弛まず努力する」などと

使われる。

 

● 水の泡

 

努力・苦心がすべてむだになること。「苦労のかいもなく―となる」

 

● 原理原則

 

原理も原則も、基本的な決まり・規則の意。

重ねることでその意味を強調した言葉。

「―に従う」「天下り禁止の―に反する」

 

● 原理

 

1. 事物・事象が依拠する根本法則。基本法則。

   「てこの―」「民主主義の―」

2. 哲学で、他のものを規定するが、それ自身は他に依存しない

 根本的、根源的なもの。

 

● 原則

 

多くの場合に共通に適用される基本的なきまり・法則。

「―を立てる」「―から外れる」「―として部外者の立ち入りを

禁止する」

 

 

この続くは、次回に。

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