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Next Stage 令和4年3月2日 「私の見方⑤ イノベーション」

日経新聞 2022年(令和4年)2月20日「2030 Game Change 私の見方⑤

イノベーション」の記事が掲載されておりました。

 

著名な方々の見識をご紹介したいと思います。

 

2022.3.2

株式会社シニアイノベーション

代表取締役 齊藤 弘美


 

2030 Game Change 私の見方⑤ イノベーション

 

古い組織壊し成長促す

 

 

早稲田大学 

ビジネススクール教授 入山 章栄氏

 

  三菱総合研究所を経て、米ピッツバーグ大経営大学院で博士号。

  19年から現職。国際的な経営学術誌に論文を多数発表している。

 

—-日本経済は長きにわたって低成長が続いています。変革のカギは。

 

「平成初期には日本企業が世界の時価総額ランキング上位に名を連ねた。

その後グルーバル化が進み、海外の市場にでなければ時価総額は伸びなく

なったが、過去の成功などに縛られる『経路依存性』にはまっている

企業は多い」

「変化がなければ、低成長の罠(わな)に陥りかねない。古い組織を壊して、

人材の新たな組み合わせをつくっていくことが大切だ。

フィンランドでは携帯電話大手のノキアの人員削減で会社を離れた人材が

有望なベンチャーを興した。日本の優秀なテック人材は、大手企業の地方に

ある研究所に分散してしまっている。政府が企業の分割を促すことも、

手段の一つ。社会も破壊に寛容でなければならない」

 

● 時価総額

 

時価総額は、「会社の価値」を表す指標です。そのため、時価総額が

大きいほど、会社の価値が高いと判断します。

また、時価総額は「会社を丸ごと買うのに必要な金額」を表している

側面もあります。理由は、時価総額の計算式を見ると明らかです。

時価総額=株価×発行済株式数

時価総額は、“株価”と“発行済株式数”で計算されます。

会社の株は市場で取引されているので、発行済株式数すべてを買って

しまえば、その会社を丸ごと自分のものにできるわけです。

つまり、時価総額は「会社に付けられた値段」を表しています。

 

● グルーバル化

 

一般に、グローバル化とは、資本や労働力の国境を越えた移動が活発

するとともに、貿易を通じた商品・サービスの取引や、海外への投資が

増大することによって世界における経済的な結びつきが深まることを

意味する。

 

● 経路依存性

 

経路依存症(Path Dependence)とは、制度や仕組みが過去の経緯や歴史に

縛れる現象のことです。もともとは経済学の世界で用いられるようになった

概念で、市場に新しい技術が導入された場合に、必ずしも性能の優れた

ものが広く受け入れられるわけではないことを説明するものでした。2021/09/10

 

● テック人材

 

世界的にITワーカーとも称されるIT関連従事者、ソフトウェアエンジニア、

デザイナー、データ分析担当者などを含む、いわゆる「テック人材」の

獲得競争が加熱しています。日本においてもデジタル化の加速やアフター

コロナに向けた生存競争が始まっており、DX人材やIT人材の獲得に

危機感を持つ企業も多いのではないでしょうか。2021/09/11

 

—-2030年には、どんなテクノロジーが社会を動かすでしょうか。

 

「全く想像できない技術が普及しているだろう。はやりの技術など、

既存の延長から考えるのはよくない。分からないことが起こるのが

イノベーションだからだ。大切なのは、構造的な変化を予想することだ」

「日本では人口の減少や、副業者の増加などが明確に起こる。そういった

視点から戦略を練ることが大切になる」

 

● テクノロジー(technology) 

 

科学技術。科学的知識を各個別領域における実際的目的のために工学的に

応用する方法論。

 

● イノベーション(innovation)

 

1. 新機軸。革新。

2. 新製品の開発、新生産方式の導入、新市場の開拓、新原料・新資源の

    開発、新組織の形成などによって、経済発展や景気循環がもたらされる

   とする概念。シュンペーターの用語。また、狭義には技術革新の意に

   用いる。

 

—-イノベーションは途絶えませんか。

 

「資本主義には必ずフロンティア(未開の地)が必要だ。残されたフロン

ティアは、宇宙、海底と仮想空間のメタバース。こういった分野には投資が

集まる。日本にも有望なベンチャーが複数ある」

「モノがインターネットにつながるIoTもその一つ。IoTが普及すれば、

ビジネスの対象は何兆円のモノに広がる。より多くのイノベーションが

起きるだろう。製造業が強い日本にとってはチャンスだ」

 

● メタバース

 

メタバースとは「仮想世界」のことを意味しますが、その意味は抽象的で、

わかりにくいと思われることが多いです。

しかし、こう聞くとピンとくる方もいるかもしれません。

コロナ禍で世間を賑わせた「あつまれ どうぶつの森」略して「あつ森」。

「あつ森」は個性豊かなどうぶつたちと、新たな住民として引っ越して

きた「あなた」が生活するひとつのメタバースです。つまりメタバース

とは、現実世界に体がありながらも、仮想空間で「あなた」が行動できる

空間のことです。


 

環境・社会課題含め競争

 

シブサワ・アンド・カンパニー代表 渋沢 健氏

 

  外資系金融機関などを経て、現職。渋沢栄一の玄孫。

  国連開発計画(UNDP)のSDGインパクト運営委員も務める。

 

—-技術の進化が社会を大きく変えています。

 

「渋沢栄一が生きた江戸時代の末期から明治は、新しい技術で鉄道が

開通するなど多くのゲームチェンジが起こっていた。

そのなかで渋沢栄一は合本主義(資本主義)を導入した。

今日本政府は『新しい資本主義』を議論しているが、時代に合った資本

主義を取り入れることは、社会の変革を起こす契機となる」

「資本主義は金銭的な価値の向上を努め、環境や社会の変化などの外部性を

無視してきた。外部性は測定しづらく、複雑だからだ。ただ、環境や社会

問題の重みは増している。これらを測定し、市場での競争も促すことが

できれば、それ自体がイノベーションになる」

 

● ゲームチェンジ

 

【英名】Game Changeビジネスの従来の枠組み・ルールが崩壊し、

新たなものに切り替わること。近年の代表例が、Uberやairbnbに代表

されるシェアリングエコノミーを行う企業の発生である。

従来のビジネスは、企業や個人同士が競争することで、市場のパイの

奪い合いを行ってきた。

 

—-社会に与える影響を重視する起業家も増えてきました。

 

「2001年の米同時テロの後から、『社会起業家』という言葉が使われ

始めた。それまでは(貧困問題などへの対応は)政府が社会に富を再分配

するモデルが中心だった。リーマン・ショックや東日本大震災を経て、

ビジネスと社会課題の解決を結びつける傾向がより強まった。

今の20、30代の起業家は上場を目指すと同時に、社会的なインパクトも

追求したいと考えている」

 

● インパクト(impact)

 

物理的、あるいは心理的な衝撃。また、その影響や印象。

「その事件が社会に与えた―は大きい」

 

—–30年に向けて、日本ではどんなイノベーションが期待できますか。

 

「今後人口が多くなるのは、新興国に住む若者だ。新興国には環境問題

などといった課題がいくつもある。それらを解決し、一緒に持続可能な

社会をつくることがこれらの日本に求められる最大のイノベーションだ」

「昭和の時代は、日本製品などのメード・イン・ジャパンで成功した。

平成では(日本企業が海外で生産するといった)メード・バイ・ジャパンに

変わった。令和の時代は、メード・ウィズ・ジャパンの追求が大切だ」

 

(聞き手は長尾里穂)

 

● 新興国

 

新興国とは、日欧米などの先進国に対し、現在の経済水準はまだ低いものの、

高い成長性を秘めた国々のことをいいます。新興国はエマージングカン

トリーとも呼ばれ、具体的には、中南米、東南アジア、中東、東欧などの

国々を指します。特に注目される国々は、BRICs、VISTA、ネクスト11と

いったグループで表されています。

 

● メード・イン・ジャパン

 

「MADE IN JAPAN」とは、日本で製造された製品のことです。

日本の法律では、商品を製造する最終工程を行った国が日本であれば

「日本製」と表記できることになっています。2021/06/03

 

● メード・バイ・ジャパン

 

メード・イン・ジャパンは、「Japanで作られた」であるのに対して、

メード・バイ・ジャパンは、「Japanが作った」です。

 

● メード・ウィズ・ジャパン

 

日本が世界に対して、一緒に持続可能な豊かな経済社会を共創しましょうと

いう強い意思表明の呼びかけです。2020/11/02

 

● 共創

 

「共創」とは、多様な立場の人たちと対話しながら、新しい価値を

「共」に「創」り上げていくこと。

企業の場合は、消費者や協力関係にある企業、社外人材といった

ステークホルダーを巻き込みながら、プロジェクトを進めていきます。

商品を開発・改善したり、広めたりするためのマーケティング手法と

して、またはイノベーション創出のきっかけとして、近年のビジネス

戦略において重要な概念と捉えられています。

 


 

この記事をご紹介する準備をしている最中に、「ロシアとウクライナの

紛争」が勃発致しました。

 

令和4年がスタートし、早くも3月となりましたが、このような事態を誰が

想像したでしょうか。

私は、誰しもが〝将来を予測する〟ことは、難しいと考える人間です。

良い意味でも悪い意味でも、〝世の中、何が起こるかわからない〟と

いうのが本心です。ただし、〝誘導はできる〟と考えます。

従って、〝将来を予測する〟ならば、より具体的に〝誘導する〟ように

していただきたい。その方が説得力もあり、検証もできるからです。

 

私は、「人口統計学」に興味があります。

 

人口統計学(じんこうとうけいがく、英: demography, population

statistics)は、人口統計学的に検討する学問分野。 

人口の変化・増減、人の出生(出生率)や死亡(死亡率)、余命、

性別や年齢などの構成、人口密度、属性、地域間や国家間の移動の

動向などを研究対象とする。

 

現在、日本は、超高齢社会であり、少子高齢化の国となります。

ついては、「2025年問題」「人生100年時代」等々、いろいろな課題が

あります。このような課題解決に繋がる〝イノベーション〟をより具体的に、

〝誘導=教えていただきたい〟と思っています。

 

 

2022.3.2

株式会社シニアイノベーション

代表取締役 齊藤 弘美

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