「生き甲斐」「働き甲斐」「やり甲斐」を考える ⑲
昨日、テレビではジャニーズ事務所の創業者、ジャニー喜多川氏
(2019年死去)による性加害問題で、2度目となる記者会見が放送され
ておりました。
性加害問題については、教師や塾講師等の逮捕も含め、日増しに多く
なっているように思います。見ていて、心が痛みます。
その反面、米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平(29)選手の日本人初の
本塁打王に輝いたニュースには、心が踊ります。
やはり、心躍るニュースを聞くことで、今日一日、頑張って過ごそうと
思う今日この頃です。心が痛むニュースは、ごめんです。
—-「困難にぶつかったときに—困っても困らない」—-
断じて行えば、鬼神でもこれを避けるという。困難を困難とせず、
思いを新たに、決意をかたく歩めば、困難がかえって飛躍の土台石と
なるのである。要は考え方である。決意である。困っても困らないこ
とである。
人間の心というものは、孫悟空の如意棒のように、まことに伸縮自在
である。その自在な心で、困難なときにこそ、かえってみずからの夢を
開拓するという力強い道を歩みたい。
—-「困難にぶつかったときに—世間というもの」—
世間というものは、きびしくもあるし、また暖かくもある。そのことを、
昔の人は「目明き千人めくら千人」ということばであらわした。
いい得て妙である。
(中略)
いずれにしても、世間はきびしくもあり、暖かくもある。だから、
世間にたいしては、いつも謙虚さを忘れず、また希望を失わず、着実
に力強く自分の道を歩むよう心がけたいものである。
—「困難にぶつかったときに—仕事というものは」—
仕事いうものは勝負である。一刻一瞬が勝負である。だがおたがいに、
勝負する気迫をもって、日々の仕事をすすめているかどうか。
(中略)
仕事を勝負と心得る人と心得ない人とのちがいが、ハッキリとあらわ
れてくるときではなかろうか。
—「困難にぶつかったときに—忍耐の徳」—
何ごとにおいても辛抱強さというものが大事だが、近ごろはどうもこ
の忍耐の美徳というものがおろそかにされがちで、ちょっとした困難
にもすぐ参って悲鳴をあげがちである。そして、事志とちがった時には、
それをこらえてさらに精進をし、さらに力をたくわえるという気迫が
まるで乏しくなり、そのことの責任はすべて他にありとして、もっぱら
人をののしり、社会を責める。
(中略)
おたがい に忍耐を一つの美徳として、辛抱強い働きをつづけてゆき
たいものである。
「生き甲斐」「働き甲斐」「やり甲斐」を考える参考にしたいと思います。
2023年10月3日
株式会社シニアイノベーション
代表取締役 齊藤 弘美