Think clearly シンク・クリアリー ㉝-2
□ 他人と比較する」行為が、幸せを遠ざける
こうした他人との比較が、もっと大々的に行われているのがソーシャルネットワークだ。
フェイスブックがユーザーの多くをいらだたせ、疲弊させることは、すでによく
知られている。
ベルリンのフンボルト大学の研究チームは、その原因を究明するための調査研究を
行った。
その結果、「一番の原因」として指摘されたのは何だったとあなたは思うだろうか?
すでにお察しと思うが、「嫉妬」である。
(中略)
現代ほど、他人との比較がさかんに行われたことはない。インターネットのおかげで、
嫉妬はいまや社会に蔓延する悪癖の一つになってしまっている。
ソーシャルネットワークの使用を減らせたら、次は、「実生活で、他人と比較せざるを
えないような機会」も避けるようにするといい。
たとえば、同窓会に出席するのはやめたほうがいい。
□ 人生の満足度はそれひとつで決まるわけじゃない
(中略)
隣人の生活を自分の生活と比較するとき、あなたの意識の焦点は、無意識のうちに
その「相違点」だけに絞られている。
(中略)
もし、あなた自身がひどい嫉妬の対象にされたときには、謙虚になろう。そうすれば、
相手の嫉妬も少しはおさまり、その人の苦悩を最小限にとどめることができる。
謙虚さは、世の中のためになる。よくいわれるように、成功した後の最大の課題は、
その成功について口をつぐんでおけるかどうかだ。すでにあなたはそうしているなら、
誇りに思っていい。
結論。あなたの近所にも交友範囲にも行動範囲にも、必ずあなたよりよい人生を送って
いる人がいるという事実を受け入れよう。一日も早く、あなたの感情のレパートリー
から「嫉妬」を外したほうがいい。
この続きは、次回に。
2024年12月11日
株式会社シニアイノベーション
代表取締役 齊藤 弘美