今日の気づき-読売新聞「人生案内」について
今日から6月。「水無月(みなづき)」となります。
□ 6月を水無月というのはなぜですか?
古語の「無」は、強調の働きをもつ「の」を意味する表音文字でした。
つまり、水無月は「水の月」という意味。昔は、田植えや稲刈りは最も重要な作業でした。
そこで、「田んぼに水を引く月」ということで、6月を「水の月=水無月」と呼ぶように。
旧暦6月は田植えの時期にあたり、その田植えが一段落して田に水を引く「水張月(みず
はりづき)」「水月(みなづき)」を語源とする説も、「水の月」と似た考え方だ。
人々の暮らしを支える一大仕事だった田植えを仕終えた月、すなわち「皆仕尽(みなし
つき)」であるとする説もある。
□ お菓子「水無月」
水無月は白の外郎生地に小豆をのせ、三角形に包丁された菓子ですが、それぞれに
意味がこめられています。
水無月の上部にある小豆は悪魔払いの意味があり、三角の形は暑気を払う氷を表して
いるといわれています。
甘春堂では通常の白の水無月の他、黒砂糖味、お抹茶味の水無月があります。
私の実家は、農家でもあり、そろそろ田植えが始まる時期かと思います。
また、「梅雨の始まり」でもあり、6月9日は、私の満70歳の誕生日となります。
健康に気をつけて、「バランスの良い食事」と「適度な運動」、「ストレスを抱えな
い」ことをこれからも心掛けたいと思います。
2025年6月1日読売新聞「人生案内」を読んでの感想を述べたいと思います。
詳細は、読売新聞オンラインでご覧下さい。
質問-「挑戦しては後悔 繰り返す」
回答-小川 仁志(哲学者)
いろいろなことにチャレンジしては、逃げ出したくなるほど緊張し、後悔してしまう。
でも、だからといって何もしないと人生がつまらなく思えてしまう。
どうすればいいかというお悩みですね。
そもそも、なぜチャレンジしたいのかが重要だと思います。その点、相談者は、一度
しかない人生だし、いつ死ぬかわからないからやりたいことはやった方がいいと書かれて
います。これはとても大事な部分なのではないでしょうか。
古代ローマの皇帝で哲学者でもあったマルクス・アウレリウスは、まさに人生の時間の
短さに着目し、自らを奮い立たせてきた人物です。
1万年も生きるのかのように行動するな、と。
そうして実際にローマの政治に全力を注ぎながら、日々哲学的思索を行ったのです。
その中で見出したのが、存在しないものを恐れるのではなく、今やるべきことに
集中するという生き方でした。
先々への不安を含め、存在しないものを恐れなければ、緊張することもなくなる
でしょう。
そして、常に今に集中していれば、後悔している暇さえなくなるはずです。
チャレンジできるというすばらしい才能だと思います。
ぜひ自分を信じて突っ走ってください。
私がこの回答を呼んで共鳴したのは、次の箇所です。
1. 存在しないものを恐れるのではなく、今やるべきことに集中するという
生き方。
2. 存在しないものを恐れなければ、緊張することもなくなる。
3. 常に今に集中していれば、後悔している暇さえなくなるはず。
4. ぜひ自分を信じて突っ走ってください、という励ましの言葉。
私自身もこれまでにいろいろと「チャレンジ」してきましたが、「継続は力なり」を
大事にしてきました。そして、失敗しても「七転び八起き」で、繰り返し、繰り返し、
トライし続ければ、良い方向に進むと信じること、であると。
□ チャレンジ(challenge)
1. 挑戦すること。試合などを申し入れること。「新人選手の—を受ける」
2. 困難な問題や未経験のことなどに取り組むこと。「世界記録に—する」
□ 継続き力なり
わずかなことでも、続けて行えば成果となってあらわれる。小さな努力も、続けて
やれば成功する。
□ 七転び八起き
《七度転んで八度起き上がる意から》多くの失敗にもめげず、そのたびに奮起して
立ち直ること。転じて、人生には浮き沈みが多いことのたとえ。
一人で悩み、考えるのではなく、
1. 「悩みや苦しみ」を話せる環境作りをすること。
2. 友達や知人等々に相談することで得る知識や考え方も必要である。
当社「代表のブログ」でも、時々ではありますが読売新聞「人生案内」をご紹介して
おりますが、大いに参考にさせていただいております。
2025年6月1日
株式会社シニアイノベーション
代表取締役 齊藤 弘美